秋冬のマラソンシーズンが近づいてきました
全国各地で開催される市民マラソン大会に向けて、練習にも一層熱が入る季節ですね
そんな中、サブ4(=フルマラソンを4時間以内で完走)を目標にしている市民ランナーにとって、今まさに気になっているのが「レース本番で履くシューズ選び」ではないでしょうか?
「どのシューズが自分に合うのか分からない…」
「レビューは多いけど、サブ4ランナー向けの視点でまとまってる記事がない…」
そんな声に応えるべく、この記事では2025年最新モデルの中から、サブ4ランナーが本当に使えるレースシューズを厳選し、比較・紹介していきます!
- サブ4を狙う市民ランナーにとっての「理想のシューズ」とは?
- 各メーカーの2025年注目モデルの特徴と違い
サブ4ランナーにとって“理想のシューズ”とは?
シューズ選びでよく見るワード――「厚底」「反発性」「カーボンプレート」など
これらの要素は、エリートランナーだけでなく、サブ4を目指す市民ランナーにとっても重要なポイントです
では、どんなシューズが“理想”と言えるのでしょうか?
サブ4ランナーが求めるバランスとは?
- クッション性:レース後半の脚の疲労軽減に必要
- 反発性:効率的な推進力を得られるかどうか
- 安定性:フォームの乱れや疲労でのブレを抑える
- 重さ:スピード感を損なわず、適度な軽さを確保
特に、フルマラソン後半で失速しやすい層にとっては「脚を守る」という視点が非常に大切です
速く走るだけではなく、最後まで“保たせる”ための機能があるかが鍵になります
スペックで注目すべきポイント
- 重量(g)
- ドロップ(かかととつま先の高低差)
- プレート(カーボン or ナイロン)の有無
- フォーム素材(柔らかさ、反発性)
- アッパー素材(フィット感と通気性)
こうした情報をもとに、次章では2025年の注目モデルたちをピックアップしてご紹介します!
モデル選びのヒント(あなたに合った1足を選ぶために)
上記モデルを候補としながら、以下のような観点で“自分に合う1足”を絞ることをおすすめします
- 試走・レンタルで感触を確かめる
厚底レースシューズは独特な蹴り出し感・反発感があるので、自分の脚に合うか(痛みが出ないか、足首・ふくらはぎへの負荷が過度でないか)を確認するのが重要。 - レース用と実走(練習)用を使い分ける
レース用シューズはデリケートな素材を使っていることが多く、日常ジョグで酷使すると寿命を縮めることがあります。普段は “レース寄り” モデルかクッション系モデルを用い、本番用を温存する戦略が有効。 - 脚力・体重との兼ね合いを考慮
重めの体重や脚筋力に自信がない場合、あまり極端な薄さ・剛性重視モデルを選ぶと後半の疲労でフォーム崩れしやすくなります。中庸なものを選んで慣らすのが安全です。 - ドロップ・足運びスタイルとの相性
低ドロップ(差が小さいもの)が好みの人、ミッドフット着地傾向の人は、ドロップ 4〜6mm 程度のモデルを試す価値あり。逆に踵着地傾向強めならドロップ 8〜10mm のほうがストレスが出にくいこともあります。 - 耐久性にも注意
レース用モデルはミッドソールの反発素材が劣化しやすいため、「レース前に新品同然の余力を残せるか」を考えておく(練習距離が長いなら、消耗を見越して早めに交換の目安を持っておく)。
サブ4ランナー向け 2025年おすすめシューズ7選
①ASICS|MAGIC SPEED 4
- 上位モデルの「METASPEED」ほど反発が強すぎず、脚力がそこまで高くない市民ランナーでも使いやすい。
- 軽量性と安定性のバランスが良く、ペース維持型(5:30〜5:50/km)の走りにフィット。
- FF TURBOミッドソールにより反発と脚持ち性能を確保しつつ、前傾姿勢で自然に進める設計。
- ロング走・ペース走・本番レースまでカバーできる汎用性も高い。

現在の私の絶対的な本命シューズ
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②ASICS|S4+ YOGIRI
- 「サブ4を目指すランナーのために開発された」明確なコンセプトのシューズで、反発性・安定性・脚への優しさのバランスが非常に優秀。
- ミッドソール上層に高反発素材「FF TURBO PLUS」、下層に安定性を重視した素材を組み合わせ、跳ねすぎず扱いやすい推進力を実現。
- カーボンプレート内蔵で着地から蹴り出しまでの流れをサポートし、自然な前進感を得やすい構造。
- 接地面積を広く取り、アウトソール全面に「ASICSGRIP」を採用することでブレにくく、30km以降でもフォームが崩れにくい。
- 厚底ながら安定感が高く、脚力がそこまで強くなくても“走らされるように進む”感覚を得られる。


③Nike|ZOOM FLY 6
- 軽量化と反発性が大きく向上し、よりスムーズな推進力を得られるモデル。
- ミッドソールに高反発の「ZoomXフォーム」を採用し、プレートとの組み合わせで自然な前進感と脚の余力を残す走りを実現。
- ロッカー形状(ゆるやかな前傾設計)が蹴り出しをサポートし、5:30〜5:50/kmのマラソンペースでもリズムを作りやすい。
- カーボンプレートよりややマイルドなPEBAX製プレートが使われており、反発が強すぎず、脚力がそこまで高くなくても使いやすい。
- 厚底ながら安定性が高く、ロング走や本番レースだけでなくペース走・テンポ走にも使える汎用性が魅力。


④adidas|Adizero Boston 13
- レースだけでなくトレーニングでも使える万能厚底モデル。
- ENERGYRODS(カーボンと比較してより屈曲性・柔軟性に優れたグラスファイバー製5本指ロッド)とアディダス独自の低密度高反発素材「LIGHTSTRIKE PRO」が反発と安定性のバランスを実現。
- 長距離走でもフォームが崩れにくく、30km走〜本番レースまで対応可能。
- 「1足で練習も本番もこなしたい」ランナーに人気のモデル。


⑤Mizuno|Wave Rebellion Flash 3
- ENERZY XP+ENERZY NXT を組み合わせた多層ミッドソールで、反発性と脚への優しさのバランスを取った構成。
- ガラス繊維強化ナイロン製プレートを挟む構造が、接地〜蹴り出しを滑らかに補助する。
- “Smooth Speed Assist” ジオメトリにより、かかと〜中足〜前足への移行をスムーズに誘導。
- 低ドロップ 3mm の設計で、前傾や薄底志向の人にも楽しめる。
- 比較的軽量でスピード感がある走りが可能。ただし、かかと接地傾向の人や低ドロップに慣れていない人には慣らしが必須。




⑥New Balance|FuelCell Propel v5
- 柔らかく軽量なFuelCellフォームが脚への衝撃をしっかり吸収。
- ロッカー構造がピッチ走法でも走りやすく、自然な前進感を得られる。
- 初フル・初サブ4挑戦者でも扱いやすいオールラウンダー。
- カーボンなしで脚を守りたいランナーにぴったり。




⑦HOKA|Mach 6
- 高反発かつ軽量なフォームで脚への負担を最小限に。
- ロッカー形状でピッチ・ストライドどちらの走り方にも対応。
- 練習〜本番まで幅広く使える汎用性の高さも魅力。




一目でわかる!スペック比較表(早見表)
モデル名 | 重量(27cm) | プレート | ドロップ | スタック高(ヒール/前足) |
---|---|---|---|---|
ASICS MAGIC SPEED 4 | 約245 g | カーボンプレート | 約8 mm | 約43.5 mm / 35.5 mm |
ASICS S4+ YOGIRI | 約240 g | カーボンプレート | 約6 mm | 約39.5 mm / 33.5 mm |
Nike Zoom Fly 6 | 約260 g | PEBAXプレート | 約8 mm | 約42 mm / 34 mm |
adidas Adizero Boston 13 | 約255 g | ENERGYRODS(カーボンバー) | 約6 mm | 約36 mm / 30 mm |
Mizuno Wave Rebellion Flash 3 | 約245 g | GF強化ナイロンプレート | 約3 mm | 約37.5 mm / 34.5 mm |
NB FuelCell Propel v5 | 約265 g | TPUプレート | 約6 mm | 約34 mm / 28 mm |
HOKA Mach 6 | 約232 g | なし | 約5 mm | 約37 mm / 32 mm |
まとめ:サブ4達成に向けて、一足を“武器”にしよう
サブ4を目指すマラソンは、自分との戦いです
努力と継続の積み重ねはもちろんですが、「装備=シューズ」によって、自分の力をどこまで引き出せるかは本当に変わってきます
せっかく走るなら、納得のいく一足を履いてレースに臨みたいですよね
この記事が、あなたのサブ4チャレンジの背中を少しでも押せたなら嬉しいです!
ゴールの瞬間、「このシューズで良かった」と思えるような一足に、きっと出会えるはずです!
▼フルマラソンでサブ4を狙う詳しい説明は以下の記事をご覧ください▼


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