COROSの軽量モデルとして人気の「PACE」シリーズに、待望の新作が登場しました
2025年11月に発表された COROS PACE 4 は、これまで“コスパの良い軽量ウォッチ”として評価されてきたPACEシリーズを、さらにワンランク上へ引き上げたモデルです
特に、初心者から中級ランナーにとって嬉しいのが、
という、実走に直結する“使いやすさの強化”
前作PACE 3は軽さに優れた名機でしたが、PACE 4では軽量性をそのままに、ワンランク上の視認性と精度、そして使い勝手が加わりました
この記事では、初心者・サブ5〜サブ4を目指すランナーにも分かりやすく、PACE 4の魅力と注意点をまとめていきます
皆様の購入の一助になれば幸いです
今回紹介する「COROS PACE4」は以下から購入可能です
COROS PACE 4のスペック・外観・基本機能

最初に、PACE 4の要点をざっくりまとめると以下の通りです
- AMOLEDディスプレイで前モデル比164%の高解像度
- デュアルバンドGPSで精度が大幅に向上
- 新光学心拍センサーでインターバルでも追従性UP
- GPS 41時間/日常19日という長持ちバッテリー
- ナイロンバンドで32gの超軽量
- 音声メモ(Voice Pins)対応でメモが楽に
- 価格は36,300円(税込)
軽さ、見やすさ、精度の3点セットがしっかり揃っており、初めてランニングウォッチを買いたい人にも、買い替えを検討している人にもバランスが良いモデルになっています
デザインとサイズ感
PACE 4の第一印象は「とにかく軽い」
ナイロンバンド装着時で 32g、シリコンバンドでも 40g と、他メーカーのAMOLED搭載モデルと比べても圧倒的に軽量です
ケース厚は 11.8mm と薄型で、手首の動作を邪魔しないサイズ感
ランニング中だけでなく、日常生活でも違和感なく使える“自然な軽さ”が魅力です
デザインは前作同様にミニマルでスポーティ
派手ではありませんが、ランニングギアと相性の良い“COROSらしさ”がしっかり残っています
ディスプレイ進化(AMOLED採用)
PACEシリーズ初のAMOLEDディスプレイ採用は大きなトピックです
- 文字がくっきり
- 数字が読みやすい
- 夜ランや薄暗い朝練にも強い
PACE 3のMIPディスプレイは省電力メリットがありましたが、視認性ではAMOLEDが圧倒的に有利です
ペース走や変化走のように「走りながらパッと数値を確認したい」場面では、この見やすさが大きな武器になります
くまぞう中高年のランナーで焦点がすぐに合わなくなってきてもAMOLEDなら大丈夫!
操作性(アクションボタン+タッチ)
PACE 4では新たに アクションボタン が搭載され、操作性が向上しました
- ラン中でも誤操作しにくい
- 手袋や雨の日でも迷わず押せる
- タッチとボタンの併用で使い勝手良好
初心者でも直感的に扱いやすく、走り出す前の操作ストレスがぐっと減ります
COROS PACE4のランニング性能の進化
GPS精度(デュアルバンド)
PACE 4では、上位モデルで採用されるデュアルバンドGPSに対応しました
これにより、以下のようなシーンでの精度が向上しています
- 都心のビル街
- 林道や公園の木々の下
- トレイルの谷間
- トンネル付近での位置のズレ
ランニング初心者にとって、GPSのズレはモチベーションにも影響しがちですが、PACE 4はそれを最小限に抑えてくれます
「実際より速く見えてしまう」「距離が短く計測される」
といった一般的な悩みも軽減され、ペース管理がより正確になりました
新光学心拍センサー
COROSはセンサー精度の向上に積極的ですが、PACE 4の光学心拍センサーも刷新されています
- ペースアップ時の追従性
- インターバルでの上下の変化
- 長時間走の安定した計測
- 路面振動や腕振りに対する耐性
これらが改善され、手首での計測精度が全体的に底上げされています
特にインターバルやビルドアップ走が多い中級者には、メリハリの効いたデータが取れるのがうれしいポイント
バッテリー持ち
PACE 4のバッテリー性能は、軽量ウォッチの中ではトップレベルです
- GPS連続:最大41時間
- 通常使用:最大19日
これだけ持ってくれれば、
- 週5回以上走る
- ロング走が多い
- フルマラソンのレースでも安心
- 旅行ランでも充電いらず
と、市民ランナーの大半がストレスなく使うことができます
Paceシリーズは毎回バッテリー性能が優秀ですが、PACE 4ではAMOLED化しながらも持続時間をキープしている点が大きな特徴です
便利機能の紹介(初心者〜中級ランナー向け)
音声メモ(Voice Pins)
PACE 4の新機能「Voice Pins」は、走りながらワンボタンで音声メモを残せる機能です
これが意外と便利
- 今のペースでの感覚
- 心拍の状態
- コースの特徴
- レース中の戦略メモ
- 旅ラン中の気づき
ランニング中はテキスト入力ができませんが、音声なら一瞬で記録可能
走った後の練習日記や自分の弱点を分析する際にも重宝します
トレーニングサポート機能
PACE 4は「使えるトレーニング機能」が豊富です
- レース予測
- パーソナライズドマラソンプラン
- 回復時間目安
- ワークアウト作成
- ペースガイド
- ランニング効率指標(Running Fitness)
初心者でも理解しやすく、中級者の練習管理にも使える“ちょうどよい”機能が揃っています
特に変化走・ペース走の管理がしやすく、普段の練習 quality を上げてくれます
ナビ機能(注意点あり)
PACE 4は上位モデルとは異なり、マップ非搭載です
つまり、
• 地図を見ながら進む機能はなし
• ルートラインの追従は可能(GPX読み込み)
という仕様です
ロードランの練習なら問題ありませんが、初めての山、距離の長いトレイル大会などでは注意が必要です
PACE 3・他モデルとの比較


PACE 3との違い(買い替えの価値あり?)
前作PACE 3は軽量・高バッテリーの名機として評価されていますが、PACE 4は以下の点で明確な進化があります
- AMOLED化 → 視認性が圧倒的に向上
- GPS精度がさらに改善(二周波GPS)
- 新光学心拍センサー搭載
- アクションボタン追加で操作性アップ
- 音声メモ(Voice Pins)対応
特にAMOLED化とデュアルバンドGPSは、ランニング中の“情報の見やすさ”と“測位精度”に直結する部分であり、練習の質を上げる効果があります
PACE 3からの買い替えは…
• 画面の見やすさを重視
• 精度の高いGPSが欲しい
• 日々の練習管理を効率化したい
こういった人には十分 “価値あり” のアップデートです
PACE Pro / Garmin との比較
「PACE 4と上位機種、どちらを買うべき?」
という質問に簡潔に答えると…
■上位機種の強み
• オフラインマップ
• 血中酸素・高度測定
• 高強度スポーツ向け解析
• トライアスロン/トレイルに特化した機能
■PACE 4の強み
• 軽い(最軽量クラス)
• 見やすい
• 安い(AMOLEDでこの価格はとても魅力的)
• バッテリーが長持ち
• 必要十分な機能が揃っている
Garminとの比較でも、PACE 4は“軽さ・コスパ・バッテリー”の面では優秀です
初心者〜中級ランナーが欲しい機能はほぼ揃っていて、迷ったらこれを選べば問題ありません
各性能の比較表は次のとおり
| 項目 | COROS PACE4 | COROS PACE Pro | GARMIN Forerunner 265 |
|---|---|---|---|
| 参考価格 | 36,300円 | 49,940円 | 62,800円 |
| サイズ(mm) | 43.4 x 43.4 x 11.8 | 46x46x12.25 | 46.1×46.1×12.9 |
| 重量 | 32g(ナイロンバンドの場合) 40g(シリコンバンドの場合) | 37g(ナイロンバンドの場合) 49g(シリコンバンドの場合) | 47g |
| ベゼル材質 | 繊維強化ポリマー | 繊維強化ポリマー | 繊維強化ポリマー |
| バンド材質 | シリコン/ナイロン | シリコン/ナイロン | シリコン |
| ディスプレイサイズ | 1.2インチ | 1.3インチ | 1.3インチ |
| ディスプレイ解像度 | 390×390 | 416×416 | 416×416 |
| ディスプレイ種類 | 常時点灯AMOLEDディスプレイ | 常時点灯AMOLEDディスプレイ | AMOLED |
| 防水性能 | 5 ATM | 5 ATM | 5 ATM |
| バッテリー (スマートウォッチ時) | 19日間 | 20日間 | 13日間 |
| バッテリー (全システムオン時) | 41時間 | 38時間 | 20時間 |
| 衛星 | GPS、 GLONASS、 Galileo、 Beidou、 QZSS | GPS、 GLONASS、 Galileo、 Beidou、 QZSS | GPS、 GLONASS、 Galileo、 QZSS(みちびき) |
| GNSSマルチバンド | (デュアル周波数) | (デュアル周波数) | 〇 |
| 心拍数計測 | 有 | 有 | 有 |
| 電子マネー | 無 | 無 | 有 |
| 音楽再生対応 | 有 | 有 | 有 |
初心者〜中級ランナーが「本当に助かる」ポイント
①とにかく軽くて疲れない
時計が重いと、腕振りが大きくなる後半ほど負担に
PACE 4の32gは着けているのを忘れるレベルで、ロング走・フルマラソンでもストレスがありません
②画面が見やすいからペースが安定する
AMOLEDの見やすさは、走り中のストレスを大幅に軽減
数字が大きく見えることで、
- ペーサー代わりに使いやすい
- 変化走の切り替えが楽
- マラソン後半でも視認性が落ちない
というメリットがあります
③GPS精度が良くて記録が安定
初心者ランナーにありがちな、
• 距離が短く出る
• コーナーで大きくズレる
• ビル街でガタつく
こうした不満が減り、練習のモチベーション維持に直結します
④毎日の練習管理がラク
音声メモや自動のレース予測機能など、「走る → 振り返る → 次につなげるの流れが自然にできるモデルです
まとめ
COROS PACE 4は、
「軽い × 見やすい × 長持ち」
というランナーが求める三大要素をすべて高い水準で満たすバランス型モデルです
必要以上の機能をそぎ落としつつ、ランニングに必要な部分はしっかりと強化されており、初心者から中級ランナーにとって非常に扱いやすい一本に仕上がっています
- 初心者ランナーの最初の1本
- マラソン挑戦者の練習管理
- 軽量ウォッチの買い替え候補
- 練習メモ・ブログと相性の良い記録ガジェット
として安心しておすすめできます。
今回紹介しました「COROS PACE4 」は以下から購入可能です
今回性能比較を行った「COROS PACE Pro」と「Forerunner265」は以下から購入できます



それでは、ランニングウォッチと共に日々のランニングをお楽しみください
▼フルマラソンでサブ4を狙う詳しい説明は以下の記事をご覧ください▼


▼初心者がまず揃えるべきランニングギアは以下の記事をご覧ください▼





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