フルマラソンへの挑戦を考えているランナーの皆さん、こんにちは!
今回は私が初めて参加した「金沢マラソン」のレポートをお届けします
2025年10月、石川県金沢市で開催された「金沢マラソン2025」
観光名所を巡る人気大会として、全国から多くのランナーが集まりました
私自身も今回が初出走です
金沢の街並みを駆け抜ける42.195kmは、まるで旅をしているかのような時間
歴史ある景観、沿道の温かい応援、そして——いつもどおりのアクシデント
雨に降られながら、そして応援の声に背中を押されながら走った42.195km
そのリアルな記録を、ランナー目線で詳しくお届けします
金沢マラソン2025とは?

「金沢マラソン」は、石川県金沢市内の名所を巡りながら走るフルマラソン大会で、2025年は 10月26日(日) に開催されましt
その魅力としては、歴史ある城下町の風情・観光地を背景に走るコース設計と、ランナーをあたたかく迎えるホスピタリティの高さがあげられます
大会概要(2025年版ハイライト)
- 開催日:2025年10月26日(日)
- 開催地:石川県金沢市(市街+城下町+観光ルート)
- 種目:フルマラソン(42.195 km)
- 制限時間・関門など:制限時間は7時間ほど、比較的ゆるやか
魅力・特色
- 走りながら観光:コースは兼六園、金沢城公園、ひがし茶屋街といった金沢ならではのスポットを通るため、風景を楽しみながら走れるのが大きな魅力です。
- おもてなし&応援:沿道の応援だけでなく、エイド(給水・補給)や地域の雰囲気が「お祭り感」を出しており、走るだけでなく“旅ラン”的な楽しみも兼ね備えています。
- タイムを狙えるコース?:平坦基調の部分も多く、記録を意識して走るランナーにも好評という声があります。後半のアップダウンやペース維持が鍵ですが、「しっかり準備すればサブ4も狙える」と感じたランナーも少なくありません。
2025年は午前中を中心に断続的に雨でした
例年も比較的雨にあたることが多い大会のため、雨対策が重要です
また寒暖差も結構あるので、ウェア・グッズ選びの段階で“冷え・雨”を想定しておくことを推奨します
金沢マラソンは、兼六園・金沢城を含む歴史的景観から、学生の町・文教ゾーン、白山連峰を望む田園ゾーン、駅西新都心など――それぞれ異なる風景の中を駆け抜ける設計となっています
また、補給・エイド面でも注目ポイントあり
大会では“食べてね”的な意味を込めた「食べまっしステーション」がコース上に複数設置され、石川・金沢の食文化を体感しながら走れるようになっています
例として、石川のベジスイーツ、百万石和菓子、金沢カレー、能登の特産品などがラインナップに加えられています
総じて、「金沢マラソン2025」は、観光感覚とレース挑戦を兼ね備えたフルマラソン大会
金沢という街の多彩な表情を、走りながら味わいたいランナーにとって、うってつけの舞台だと言えるでしょう

金沢マラソンにおける注意点と攻略法
金沢マラソンは観光と走りのバランスが魅力的な一方で、いくつか気をつけたいポイントもあります
ここでは、実際に走って感じた「注意点と攻略法」を3つにまとめました
ポイント① 前半の景観に流されすぎないこと
スタート直後は金沢城公園・兼六園・ひがし茶屋街といった観光スポットを巡り、ついテンションが上がりがち
この区間はゆるやかな下りが多く、周囲のランナーも速いペースで飛び出します
しかし、前半でオーバーペースになると、30km以降の港エリアで確実に脚が残りません
- 10kmまでは「体感よりやや遅め」で入る
- スマートウォッチのラップをこまめに確認し、平均ペース5〜10秒落とす意識で抑える
- 「観光ラン」区間は“見る・感じる時間”と割り切って温存
ポイント② 海風と単調区間への対策を忘れずに
30kmを過ぎると金沢港方面に向かい、視界が開けた直線区間が続きます
ここは向かい風の影響が大きく、脚が攣りやすいポイント
また、景観の変化が少ないため、メンタル的にも“長く感じる”区間です
- 海風に備え、ウインドブレーカーやアームカバーで体温低下を防ぐ
- 25km以降は塩分・マグネシウム入りジェルを早めに投入
ポイント③ エイドは「見つけたら摂る」意識&補給必要なものは携帯
金沢マラソンには公式の「食べまっしステーション」が設けられ、地元の和菓子や金沢カレーなどが登場します
地元の名産を頂けることはありがたいですが、補給に必ずしも適しているとは限りません
エイドは最低限の補給と地元名産を楽しむものと考え、レースに必要な補給類は携帯するようにした方がよいです
また、気温や天候によっては水分・塩分の必要量が大きく変わります
特に雨天や低温時は発汗量が減るため、喉の渇きを感じにくくなる点に注意が必要です
- エイドを見つけたら迷わず摂取(1回の給水を逃すと後半でリズムを崩しやすい)
- ジェルや塩タブレットなど、自分に合う補給は必ず携行(目安はジェル3〜4本)
関連YouTube動画
まとめ

金沢マラソンは、単なる都市型大会ではなく、“走る旅”のような時間でした
城下町の歴史、海風の冷たさ、そして沿道のあたたかい声援
その一つひとつが、42.195kmという距離を豊かにしてくれる——そんな大会だと感じました
コースは観光と記録の両立ができる設計で、前半は街並みの美しさを、後半はランナーの意志を試すような展開
エイドの地元グルメや穏やかな応援も含めて、「また走りたい」と素直に思える大会です
この大会は、タイムを狙うガチランナーからマラソンを旅ランとして楽しむ方まですべての人におすすめしたい
金沢の街を駆け抜けながら、自分の今の走力と向き合いそして楽しむ——
ホスピタリティー満載の金沢マラソンは何度も参加したいと思える大会です
個人的なレースの振り返り

今回の金沢マラソンは、今年初のレース
狙いはただひとつ――タイムよりも、自分の「現状を知る」ことでした
この先の本命レースに向けて、いまの走力でどこまで粘れるのかを確かめるため、サブ3.5を想定したキロ5分ペースで行けるところまで挑むプランを立てました
前半:順調な入り、手応えと不安の間で
スタートから体はよく動き、予定どおりキロ5分前後でペースを維持
曇り空のもと、気温は低め。雨が降ったり止んだりする不安定なコンディションでしたが、序盤は集中できていました
香林坊・片町までの市街地区間では観光客やボランティアの声援もあり、気持ちよくリズムに乗れていたと思います
ただ、どこかで「このペースを最後までは持たないかも」という予感もしていました
中盤:25kmで限界、脚が動かない
20kmを過ぎたあたりから、徐々に脚に重さを感じ始めます
25km地点ではふくらはぎに強い張りが出て、思うように前に進まなくなりました
ここで、無理をすれば最後まで走り切れないと判断
悔しい気持ちはありましたが、ここが現状の限界だと素直に認めざるを得ませんでした
練習量の不足、スピード持久力の甘さ、そして雨による体力消耗
すべてが少しずつ重なり、25km以降はペースダウン
ラップは5分台後半から6分台に落ち、そこからは耐える時間でした
後半:応援の声が支えに
30kmを過ぎ、金沢港方面へと進む区間では雨足も強くなり、冷たい雨が体を打ちつけます
視界も悪く、孤独な時間が続く中、沿道の「頑張れー!」という声がどれだけ力になったことか
ペースを上げることはできませんでしたが、その声援に支えられて最後まで走り切ることができました
結果と振り返り
記録は4時間8分
目標のサブ3.5には遠く及ばず、25km以降の失速が課題として浮き彫りになりました
しかし、「今の自分の状態を正確に知る」という目的は達成
練習不足を痛感すると同時に、これから鍛え直すべき方向が明確になりました
コースは大きなアップダウンが少なく、走りやすい印象
コンディションが整えば、確実にタイムを狙えるおすすまの大会です
悪天候の中でも大会運営・ボランティア・沿道の応援が温かく、金沢という街の魅力を改めて感じる一日になりました
▼フルマラソンでサブ4を狙う詳しい説明は以下の記事をご覧ください▼

▼初心者がまず揃えるべきランニングギアは以下の記事をご覧ください▼

▼練習メニューについて興味がある方は以下のページをご覧ください▼


コメント