大会当日が雨予報…。何を準備すればいいの?
そんな不安、感じたことはありませんか?
私も過去に何度も、そんな状況に直面してきました
しかも、ここ最近の大会、なぜか雨続き
晴れ予報だったのに前日になって崩れたり、本番だけピンポイントで降られたり…
何度も「え、また雨…?」と思ったものです
初めて雨の中を走ったとき、正直言ってボロボロでした
シューズの中はぐしょぐしょ、身体は冷えてウェアも重くなる
思ったような走りなんてできません
その時、強く思ったんです
「雨のとき、どう準備すればよかったんだろう?」
そこから私は、雨の日のマラソン対策を真剣に調べはじめました
そして気づいたのは——装備やちょっとした心がけひとつで、「無理だ」と思っていた雨ランが「意外と走れた!」に変わるということ
この記事では、私自身の体験と、そこから得た知識をもとに、
「雨のマラソン大会に向けた準備のコツ」を分かりやすく紹介していきます
もしあなたが今、雨予報に不安を感じているなら――
この記事を読んで、少しでも安心して当日を迎えてもらえたら嬉しいです
雨のマラソンで起こりがちな困りごと

雨の日のマラソンには、晴れの日にはない“特有の落とし穴”がいくつもあります
でも、それをあらかじめ知っておけば、準備や心構えを大きく変えることができます
ここでは、私自身の体験と、他のランナーたちの声をもとに、「雨の日マラソンでよく起こる困りごと」を網羅的にまとめました
足まわりのトラブル
雨で真っ先に影響が出るのが、足元
「こんなに違うのか」と感じるのが、以下のようなトラブルです
- 靴が水を含んで重くなる
→ 靴が水を含んでどんどん重くなり、長距離になるほど足が持ち上がらなくなっていきます - 靴の中で足が滑る/フィット感が悪くなる
→ 無意識に変なフォームになり、疲れが倍増 - マメや靴擦れができやすくなる
→ 皮膚がふやけることで摩擦ダメージが倍増 - グリップ力の低下で転倒のリスク
→ ソールがすり減ってると特に危険!
ウェア・身体のトラブル
身体に直接触れるウェアも、雨によって思った以上に影響を受けます
- 濡れたウェアが身体に張り付き、動きにくい/不快
- 身体が冷えて筋肉が硬直し、パフォーマンスが落ちる
→特に気温が低い日は、足が攣りやすくなることもあります - 脇や太もも、胸などが擦れて痛くなる
→ 雨で肌がふやけることで、普段は起きない擦れが発生しやすい
視界・安全面の問題
走ることに集中したいのに、視界や足元の安全が気になってしまうのも雨の日ならでは
- 水滴でメガネやサングラスが見えにくくなる
- 前髪やキャップのツバから雨が垂れてくる
- 白線・マンホール・鉄板などで滑って転倒しやすい
- 水たまりを避けようとしてフォームが乱れる
スタート前〜待機中の困りごと
スタートする前からすでに戦いは始まっています
会場での過ごし方も、雨の日は一工夫が必要です
- 会場の地面がぬかるんでいて、足元が泥だらけに
- スタート前に長時間待たされて、体が冷え切る
- 荷物やスマホが濡れるのが心配で落ち着かない
メンタル面での影響
そして、何よりも見落としがちなのが「気持ち」の問題
雨の空気は、それだけでテンションを下げてしまいがちです
- 「雨か…」という気持ちでテンションが上がらない
- 走ってる最中もずっと不快で、集中力が続かない
- 「これ、途中でやめるべきかも…」と弱気になりやすい
こうしたトラブルを防ぐには、事前の準備がすべてです
次のセクションでは、「雨でも安心して走れる」ためのウェア・装備選びの基本を紹介します
不安を安心に変える第一歩、一緒に踏み出しましょう!
雨ラン対策の基本装備・ウェア(これだけは必須!)

雨の日のマラソンでは、どんな装備を選ぶかで快適さも走りやすさも大きく変わります
ここでは、実際の雨レースで役立ったアイテムや、多くのランナーがおすすめしている「これは必須!」という装備・ウェア類をご紹介します
キャップ(ツバあり・撥水タイプがおすすめ)
雨対策の基本中の基本
ツバ付きキャップをかぶるだけで、顔に直接雨が当たらなくなり、視界が格段に良くなります
とくに撥水加工がされているものなら、より快適です
大雨にも耐える耐水圧10,000mmの防水透湿生地
UPF50+(UVカット率95%以上)でツバも大きめなので有害な紫外線対策にも万全
撥水性のあるランニングキャップ
つば内側、頭頂部のベンチレーションで通気性がよい
汗もしっかり吸ってくれる
速乾&撥水ウェア(綿素材はNG)
濡れた服が肌に張り付いてしまうと、走りづらいだけでなく、冷えや擦れの原因にも
ポリエステル系の速乾素材や撥水性の高いアウターが◎
「撥水Tシャツ+軽量ウィンドブレーカー」の組み合わせもおすすめです
またドライウェアを使用するのも一つの手です
シューズはいつものでもOKだが、注意点あり!
基本は普段使い慣れているランニングシューズで問題なし
ただし、ソールがすり減っていると滑りやすいので注意
防水・撥水スプレーの活用
レース前にウェア・シューズ・キャップなどに防水・撥水スプレーをひと吹きするだけでも、水の弾き具合が全然違います
「一時的でも水を避けたい」なら効果的!
防水・撥水・防汚効果を与え、保護するプロテクティブスプレー
レインポンチョ or ゴミ袋(スタート前の防寒・防雨)
スタート前の待機時間、すでに雨が降っている場合はとにかく冷える!
100均や大会でもらえる簡易ポンチョ、または穴を開けたゴミ袋をかぶって、体温低下を防ぎましょう
くまぞう不要になったらスタッフの指示に従って処分しましょう
まれに周りのことを考えずに適当に投げ捨てている人がいますが、コース上に落ちると危険です
擦れ防止クリーム or ワセリン
脇・太もも・胸まわりなど、擦れやすい部分にはワセリンや専用クリームを塗っておくと安心
雨で肌がふやけているときこそ、予防が大事です
スマホ・荷物の防水対策も忘れずに
走っているときはもちろん、スタート前・ゴール後にスマホが水没しないよう、ジップロック+防水ポーチがあると安心です
スタート前のぬかるみ対策
スタート前、会場の地面がぬかるんでいて、シューズが泥だらけになってしまうのはよくある話
以下の工夫で足元を守りましょう:
- レース用シューズは直前まで履かず、会場までは別の靴で移動
- レジ袋などを靴に被せてゴムで固定すると即席カバーになる
- 簡易シューズカバー(使い捨てタイプ)を準備しておくと安心
濡れる前のひと工夫が、レース中の快適さを左右します!
雨のフォーム崩れにも注意を
水たまりや滑りやすい路面を避けようと、無意識にフォームが乱れがちになります
その結果、余計な筋肉を使って疲れやすくなることも
- あえて水たまりを気にしすぎない(装備で対応済みなら突っ込んでOK)
- 着地のバランスを意識しすぎず、いつも通りを意識
これも“準備してきた”という安心感が、自然な動きにつながります
まとめ:装備次第で「雨のストレス」は激減する
「雨だからイヤだな…」と感じるのは、ほとんどが装備や準備の不備からくる不快感です
この記事で紹介したアイテムを取り入れるだけで、走りやすさも気持ちの持ちようも大きく変わります
次は、そんな装備を活かすための「当日の動き方」についてご紹介していきます!
雨予報が出た時の「前日〜当日」の動き方&走り方


装備やウェアをそろえるだけでは、まだ不十分です
雨対策は、前日から当日の行動そのものにもコツがあります
特に大会当日に焦らず動けるよう、「何を・いつ・どうするか」を事前にシミュレーションしておくのが安心への近道です
【前日】天気予報を“ピンポイント”で確認する
前日夜の天気予報チェックは必須
ただし、「◯◯市全体」などの広域予報ではなく、大会会場の“ピンポイント天気”を確認しましょう
降水量や風の有無によって、装備や当日のペース配分を調整できるからです
天気アプリでは「ウェザーニュース」や「tenki.jp」などが信頼性◎です
【前日】持ち物の準備は「雨バージョン」で
通常のレース持ち物に加えて、以下の雨対策アイテムをしっかり用意しておきましょう:
■身につけるもの
- 撥水キャップ、撥水ウェア、ソックス、ポンチョ類
■防水アイテム
- 防水スマホポーチ or ジップロック
- ゼッケン保護テープ/シューズカバー
■ゴール後・荷物まわり
- 替えのタオル・靴下・下着(ゴール後の冷え対策)
- ゴミ袋(濡れたものを持ち帰る用)
「濡れる前提」で荷物全体を見直すのがポイントです
【当日】会場到着〜スタート前の過ごし方
当日の会場は、地面がぬかるみ、人も多く、思っている以上に動きづらいものです
焦らず、次のポイントを意識して行動しましょう
足元チェック(ぬかるみ・水たまり注意)
- 移動用シューズ or レジ袋活用でランシューを守る
- 雨の地面に座らない。レジャーシート+大きめポンチョが便利
スタート待機中の防寒
- ポンチョやゴミ袋で上半身を冷やさない
- 使い捨てカイロも腰やお腹に貼っておくと安心
雨具の脱ぎタイミング
ビニール袋を使えば、スタート直前にスムーズに脱ぎ捨てられます
大会によっては「雨具回収エリア」が用意されているので、事前に確認しておくと安心です
【当日】スタート直後〜レース中の注意点
スタートの合図とともに雨の中へ
この瞬間こそ、焦らず落ち着いていきましょう
濡れた路面では、最初の数キロを“ウォームアップ感覚”で走るのがポイントです
白線・マンホールは滑りやすい
→ 無理に避けるとフォームが崩れるので、装備に自信があればそのまま踏み込むのもOK
冷え対策を意識する
→ 濡れたウェアが風に当たると体温が一気に下がります
腹まわりを冷やさないようにし、水分補給も怠らずに
気持ちをポジティブに保つ
→ 雨の中を走っていると、ふと気分が沈むことも
そんなときは「雨でも走れてる自分、ちょっとかっこいい」と思ってみてください
それだけで足取りが少し軽くなります
ここまで準備してきたあなたなら、きっと大丈夫
あとは思いきり走るだけです
まとめ|準備が自信に変わる。雨でも、あなたは走れる
マラソン大会が雨予報になると、誰でも少なからず不安を感じます
「濡れたらどうしよう」「寒くならないかな」「靴が重くならないか」——そんな心配を抱えるのは、あなただけではありません
でも、この記事で紹介してきたように、しっかり準備をしておけば、雨のレースも“走れない日”から“意外と走れた日”に変えられます
今日のポイントをおさらいすると
- 雨の日に起こりやすいトラブルを知り、対策を立てる
- 装備・ウェアは「撥水・速乾」を意識して選ぶ
- 前日〜当日の動きをシミュレーションしておく
- レース中は焦らず、足元と気持ちを整える
この4つを押さえるだけで、不安のほとんどは消えます
雨の中を走り切る経験は、想像以上に自信になります
「雨でもここまでできた」と思えた瞬間、次のレースではどんな天気でもきっと動じなくなります
雨は、あなたの走力だけでなく“心の強さ”も育ててくれる特別なコンディションです
大会当日、どんな空模様でも、あなたがこれまで準備してきたことは必ず力になります
装備を整え、心を整えて、スタートラインに立ちましょう
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