2025年11月9日(日)、栃木県日光市で開催された「日光国立公園マウンテンランニング」ミドルコースに参加しました
変化に富んだ山道、豊かな自然、世界遺産を体感する一日となりました
この記事では、コースの特徴、当日の様子、私自身の走り・感想、来年以降の参加を検討されている方へのアドバイスをお届けします
日光国立公園マウンテンランニング大会とは?

大会概要
- 開催日:2025年11月8日(土)、9日(日)
- 開催場所
【メインの会場】日光社寺の表参道
〒321-1494 栃木県日光市山内2300
【キッズ・親子の会場】ニュー霧降キャップ場
〒321-1421 栃木県日光市所野1545-6 - 種目:
ウルトラコース(75km) 600名
ミドルコース(35km) 700名
ショートコース(15km) 350名
キッズコース(3km/2km/1km) 100名
親子コース(1km) 50組 - 制限時間・関門
ウルトラ:18時間(関門あり)
ミドル:9時間(関門あり)
ショート:6時間(関門あり)
魅力・特色
今回はミドルコースに参戦してきました
ミドルコースの魅力や特色をまとめます
- 世界遺産の麓から走り出す ― “特別感”が段違い:スタート地点は、日光東照宮・輪王寺といった歴史的建造物が立ち並ぶ、荘厳な雰囲気のロケーション。石畳と杉並木に囲まれた空気感は、他のトレラン大会では味わえない“神聖なスタート”そのもの。走り出す前からテンションが高まります。
- 自然の多様性が一度で味わえるバリエーション豊かなコース:原生林のシングルトラック、渡渉、視界が開ける高原トレイル、“天空回廊”と呼ばれるロング階段エリア、ヒャッホートレイルと呼ばれる旧ゲレンデの下りなど、変化に富んだセクションが続きます。「退屈しない」「次の景色が楽しみになる」という声が多く、ミドルでも十分に冒険心を満たしてくれるのが特徴。
- 運営のホスピタリティと安全性の高さ:案内板・マーキングが丁寧で迷いにくく、エイドスタッフの声掛けやサポートも温かい大会。初〜中級トレイルランナーでも安心して挑戦できる設計です。
ミドルコースの特徴・攻略ポイント


序盤|歴史エリアからのスタート、渡渉、旧霧降牧場の開放感のある下り

日光東照宮・輪王寺の表参道という、歴史の重みを感じる特別な場所からレースが始まります
スタート直後は舗装路が続き、ランナーが固まりやすい区間
ここは「周りに流されない」が最大のポイントです
心拍を上げすぎず、これから始まる本格的なトレイルに向けて体を温めておきましょう
5kmほど進むと、いよいよ本格的な山道へ
急登が続くパートや、足元を取られやすい渡渉ポイントも登場し、日光らしい変化に富んだトレイルが一気に広がります
序盤から“レースが動き出した”と感じられる、走りごたえのあるセクションです
森を抜けると、景色がふっと開けます
視界の先には 旧霧降牧場の開放感あふれる下り が待っており、周囲の山並みを眺めながら爽快に駆け下りることができます
自然と気持ちが上向き、脚も軽く感じる区間です
もちろん、下れば次は上りが待っています。
この後に控える中盤の難所に備え、ここでは無理にペースを上げず、淡々と上りを攻略していくのが吉
序盤の使い方で後半の走りが大きく変わってきます
中盤|名物“日光天空回廊”(1,445段)を経てラスボス丸山へ

序盤のトレイルと開放的な下りを終えると、いよいよこの大会最大の難所へ
目の前にそびえ立つのは、名物として知られる “天空回廊”
1,445段にも及ぶ超ロング階段は、見上げただけで思わずため息が出るほどの迫力です
階段区間は、とにかく リズムがすべて
飛ばそうとすると一気に心拍が跳ね上がり、後半に残るはずの脚がみるみる削れていきます
ここは自分のテンポを守り、「刻むように登る」ことが何より大切
踊り場や段差が緩むところで呼吸を整えつつ、淡々と進んでいきましょう
階段を登り切ると視界が開け、標高の高さを感じる気持ちのいい空気が迎えてくれます。
しかし、試練はまだ終わりません
天空回廊で消耗した脚に追い打ちをかけるように、コースはそのまま ラスボス・丸山 へ続いていきます
丸山への登りは勾配が急で、路面も複雑
「走る」よりも「前に進む」ことを意識する区間で、歩きを織り交ぜながら確実に高度を稼ぐのが最も効率的です
景色が広がるポイントも多く、立ち止まって息を整えつつ、気持ちを切らさずに進んでいくことが大切
この中盤パートをどう乗り切るかで、後半のダウンヒルや爽快トレイルの走りが大きく変わります
焦らず、慌てず、淡々と――
この区間こそがレース全体の“山場”です
終盤|“ヒャッホー!トレイル”の爽快ダウンヒル、そしてフカフカのトレイルへ

丸山を越えて少し進むと、コースの雰囲気が変わります
気持ちよく走れるトレイルが続きます
気づけばあっという間に天空回廊下に戻ってきています
エイドで少し休憩したのち、ついにご褒美の区間――
大会名物 “ヒャッホートレイル” へ突入します
ここは、自然と笑顔になるような爽快ダウンヒル
斜度は適度(やや急に感じるところも)、路面も比較的走りやすく、スピードに乗ればそのまま風を切るように駆け下りられます
“気持ちよく・安全に” のスタンスで進むのがベストです
程よく柔らかい土が衝撃を吸収してくれ、疲れた脚に優しい路面
ここではフォームが安定しやすく、呼吸とリズムを整えてラストに備える絶好の時間になります
終盤のこの区間は、スピードと安全のバランスが問われるパートでもあります
疲労が蓄積した状態で、いかに集中力を切らさずに走れるかが勝負
目線を遠くに置き、無理のないペースで安定したステップを刻むことで、最後まで余力を残すことができます
爽快な下り、柔らかなトレイル、そして徐々に近づくフィニッシュの空気――
この大会特有の“終盤の心地よさ”を味わえる、まさに締めくくりにふさわしい区間です
関連YouTube動画
まとめ
日光国立公園マウンテンランニング・ミドルコースは、
歴史あるスタート地点、変化に富んだトレイル、名物の天空回廊、爽快なダウンヒル――
“日光の魅力”がぎゅっと凝縮された非常に満足度の高いレースでした
コースの難度は決して低くありませんが、序盤の緩やかなウォームアップから、渡渉や急登、開放的な牧場、階段、そして終盤のヒャッホートレイルまで、ひとつひとつの区間に個性があり、走っていて飽きないのがこの大会の魅力です
「初めてのミドル挑戦の舞台として」
「本格的なトレイルの雰囲気を味わいたい人」
「日光の絶景と多彩なコースを楽しみたい人」
そんなランナーには特におすすめできる大会だと感じました
自然の厳しさと楽しさ、心が震えるような景色、そして走り切った後に得られる達成感――
日光ならではの“濃い体験”が満載の、忘れられないレースになります
来年以降、ぜひ一度このコースを走ってみてください
個人的なレースの振り返り&リアルレビュー
当日の天候・会場の様子
朝から雨予報が出ており、レース当日も小雨が降ったり止んだりの落ち着かない空模様
それでも強く降ることはなく、寒さこそ感じたものの、走るには許容範囲のコンディションでした
スタート会場は、歴史ある日光東照宮・輪王寺の表参道
厳かな空気の中にも、ランナーの高揚感と静かな盛り上がりが混ざり合った独特の雰囲気が漂っていました
スタート前の慌ただしさは少なく、落ち着いて心と身体をレースモードへ切り替えることができました
レース前半戦|スタート〜第2エイド(天空回廊手前)
この日は「前半は抑えて、後半にしっかり走る」という明確な作戦
スタート直後の舗装区間は周りのペースに合わせすぎず、淡々と自分のリズムで刻むことを意識しました
5kmほど進んで本格的な山道へ入ると、急登が連続
斜度はきついものの序盤に配置されているため、気持ちの余裕もあり落ち着いて対応できました
渡渉では、シューズがしっかり水に浸かる深さ
冷たい水が足元からじわっと伝わってきて、一気に気持ちが引き締まります
日光らしい“試されるポイント”のひとつで、ここでトレイルのスイッチが完全に入りました
旧霧降牧場に出ると視界が一気に開け、開放的な下りへ
ここは気持ちよくスピードに乗り、自然と笑顔になるような走りができました
第2エイドに到着した時点でも余力は十分
脚も心拍もまだまだ余裕があり、後半勝負の流れをつくることができました
レース後半戦|天空回廊〜ゴール
日光名物・1,445段の天空回廊へ突入
覚悟していたほどの苦しさはなく、一定のリズムで淡々と登ることに成功。心肺も脚も想定の範囲内で、苦しいながらも冷静に階段を攻略できました
その勢いのまま丸山へ
急登が続く本当のラスボスではあるものの、天空回廊の流れを崩さず登りきれたことが大きな手応えでした
丸山の山頂を越えると下りへ転じますが、最初の急な下りはやや走りにくい路面
慎重さとスピードのバランスをとりながら進む場面が続きました
ヒャッホートレイル、そのあと続くフカフカのトレイルやロード区間でも脚が残っており、終盤にかけて安定したペースで走れたのは大きな収穫です
フィニッシュゲートをくぐる瞬間は、達成感そのもの
目標タイムも達成し、狙った通りのレース運びができたことに満足感が溢れました
日光の自然と厳しさ、そして爽快感をすべて味わい尽くした、最高の一日でした
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