今回は、2024年8月発売された【アシックス ゲルカヤノ31】について、初心者の市民ランナーに向けてわかりやすく、解説させて頂きます。
ランニングシューズ「ゲルカヤノ31」を購入検討されている方のよくある疑問、
こんな疑問について、解説していきます!
初心者ランナーにとって、「安定性」は快適に走るための一つの重要なファクターです。
そこで今回は、初心者に最適な一足として、多くのランナーに愛され続けているゲルカヤノシリーズの最新作「ゲルカヤノ31」を徹底レビューします。
本記事では、「ゲルカヤノ31」があなたのランニングライフをどのように変えることができるのか、製品の特徴から実際に履いた感想まで詳細レビューさせていただきます。
ゲルカヤノシリーズは、私のLSDやロング走の定番シューズ!
耐久性が高く1000km以上は余裕にもつので、毎回お世話になっています。
皆様の購入の一助になれば幸いです。
今回紹介する「ゲルカヤノ31」は以下から購入可能です。
ゲルカヤノ31の基本情報
2024年8月、今回ご紹介する「ゲルカヤノ31」が発売されました。
「ゲルカヤノ31」の基本スペックがこちら。
・幅は3種類(STANDARD、EXTRA WIDE、NARROW)
・サイズはメンズ24.5cm~32.0cm、レディース22.5cm~26.5cm
・重量 305g(メンズ27cm)
・価格 20,900円(税込)
主な特徴としては、以下とのこと。
アシックス公式HPより
- 疲労時こそ必要な「安定性」を追求
- よりやわらかく、快適に
- 優れた通気性と伸縮性
長時間のランニングフォームの変化に合わせて、適切にサポートをしてくれるシューズです。
次の章より詳しく解説していきます。
ゲルカヤノ31の特徴とメリット
以下に、ゲルカヤノ31の主な技術的特徴と、それによってもたらされるメリットを解説します。
特徴①:適応性のある安定性とクッション性を最高レベルで両立
前作ゲルカヤノ30から実装された「4Dガイダンスシステム」。
本作も同様に実装されています。
動きを規制するのではなくフォーム素材が反発することで、適切なポジションに回復するのを促し、走りの安定性をフォローしてくれます。
ゲルカヤノ31のミッドソール素材は前作から変更なく、「FF BLAST PLUS ECOクッショニング」と「PureGEL」の組合せです。
変わったところはヒール部分の形状。
かかと部から中足部まで外側のふくらみが増え、着地時の安定感を増すデザインに変更されています。
(左図:ゲルカヤノ31、右図:ゲルカヤノ30)
特徴②:オーバープロネーションを抑制
ゲルカヤノシリーズはオーバープロネーション対応のシューズですが、前作よりもその機能は向上されています。
(オーバープロネーションとは、着地の際にかかとが大きく内側に倒れ込み過ぎている状態をいいます。着地が不安定になり、膝にかかる負担が大きくなります。)
ソールの形状が傾いている設計になっていたり、アッパー内外の形状を非対称配置にし、内側への倒れ込みを防ぐ配慮がされていたり。
前作は誰にでも合うような平均的なつくりに寄った感じがしましたが、今回はこれまでのゲルカヤノらしくオーバープロネーション抑制を強くした設計になっているように感じました。
同じアシックスのゲルニンバスとの差が明確になり、シューズの個性として差別化されて、よかったのではないでしょうか。
特徴③:通気性と伸縮性に優れたメッシュアッパー
前作ゲルカヤノ30のアッパーで感じたことの一つとして、ニット素材で熱がこもりがちで通気性がイマイチというのがありました。
今回のメッシュアッパーにすることで通気性をあげ、快適に走れるように改良されています。
ゲルカヤノ31を実際に履いてみた感想
それでは実際に「ゲルカヤノ31」を履いた感想をお伝えします。
感想①:足全体を包み込んでくれるフィット感は絶妙
アシックスのシューズを履くと、いつも感じることではありますが、フィット感は最高です。
何も言うことがありません。
アッパーのメッシュ素材が足に柔らかくフィットし、ひもを強く締め付けて固定をしなくても、しっかりとしたホールド感を感じることができます。
感想②:長時間走っても疲れにくい
安定性とクッション性のバランスが非常に良いです。
購入して早速2時間のLSDに使用してみましたが、期待通りのシューズでした。
疲れてきても足元の安定性は変わらず、ストレスなく走ることができました。
クッション感だけをみると、前作とあまり変わらない感じですね。
気持ちクッション感がアップしているかなという感じはありますが、大差はないです。
そこそこのクッション性をもったシューズです。
結論として、長時間のランニングに適したシューズと感じました。
感想③:グリップがかなり強い
アウトソールのグリップ感が非常に強いです。
全然滑るような感じがしませんでした。
特にアップダウンの路面でグリップを発揮し、前への推進力に変えてくれます。
ソールの溝も進行方向に力が伝わりやすいように溝が切られているのも設計配慮でしょうか。
細かい部分もしっかり考えられているのかなという感じ。
でもランニングフォームをきちんと意識しないと、必要以上にふくらはぎの筋肉を使って走ってしまう危険性を感じました。
感想④:通気性はあまりよくない
メッシュアッパーにすることで通気性がよくなったはずですが、通気性の良化をあまり感じることはできませんでした。
夏場というのもあるかもしれませんが、しばらく走っているとシューズの中が暑く感じるようになりました。
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サイズ感について
私は28.0cm、足幅2E~3Eのシューズを履くことが多いですが、今回も28.0㎝のSTANDARDを購入し、サイズ感は前作同様にややきつめでした。
前作を履かれている方は同じサイズを選ばれて問題ないと思います。
まとめ
今回新しく発売された「ゲルカヤノ31」について、シューズの特徴や実際に使用した感想を紹介させていただきました。
「ゲルカヤノ31」の主な特徴は以下になります。
- 安定性とクッション性を高いレベルで両立
- 用途としてはLSDや距離走に適したシューズ
- 価格は値上がり傾向ではあるが、耐久性の高いシリーズなのでコスパとしてはまだ許容範囲内(と思いたい)
性能は申し分ありませんが、唯一不満があるとすればコスト。
ついにゲルカヤノシリーズも2万円台に突入してしまいました(悲)
マラソンをするためにはどうしても必要となる長い距離の走り込み。
そんなLSDや距離走にもってこいのシューズの代表格だと思います。
結論、「ゲルカヤノ31」は大満足です。
おすすめ度はこんな感じ
ランナーレベル | おすすめ度 |
---|---|
初心者ランナー | |
サブ5ランナー | |
サブ4ランナー |
「ゲルカヤノ31」は以下から購入可能です。
おまけ
ゲルカヤノ31は進化はしていますが、前作からのマイナーチェンジの位置づけと感じています。
少しでも費用を抑えたい方は「ゲルカヤノ30」を選択されるのもよいと思います。
▼ゲルカヤノ30の詳しい説明は以下の記事をご覧ください▼