【大会レポート】第17回 多摩川源流トレイルラン 2025|晴天の源流の道を駆け抜ける24km・累積1,360mの挑戦

第17回多摩川源流トレイルラン

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2025年9月28日(日)、山梨県小菅村で開催された「第17回 多摩川源流トレイルラン」に参加してきました
コースは24km/累積標高1,360m。距離はミドルレンジながら、コースのアップダウンがしっかりと組み込まれており、走力と粘り強さが問われる大会です

スタート・ゴールは「道の駅こすげ」
源流の森を舞台に、稜線をつなぐタフなレイアウトが魅力の大会

晴天に恵まれた大会当日
コースコンディションもよく、森の中のトレイルが程良い難易度で最高でした

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目次

多摩川源流トレイルランのコース設定や特徴

コースは「道の駅こすげ」をスタートし、鶴峠を経由して源流域を周回するラウンドコース
序盤からいきなり上り基調が続き、その後は緩急のついたアップダウンが脚を試してきます

景色も脚の感覚もめまぐるしく変わり、疲れてきても走ってしまう

まるで“山が手のひらの上で遊ばせるような”コースです

・序盤(スタート〜松姫峠)

スタート地点を出てすぐに林道へ
緩やかな登りが続き、身体を温めながら山に入っていきます

やがてトレイルに切り替わると勾配が増し、松姫峠まで約5km弱の上り区間が続きます

走れる部分もあるが、基本はハイクを交えたパワー登り
木陰が多く直射日光は少ないものの、ペースを上げすぎると後半に響くため要注意

鶴寝山を越えるとあとは下り
松姫峠までフカフカなトレイルを駆け下ります

・中盤(松姫峠~鶴峠)

峠を越えると、稜線を辿るアップダウンの連続区間
木々に囲まれたシングルトラックや林道で、走りやすい場所と歩きを交える場所が交互に現れます

奈良倉山を越えると鶴峠までのダウンヒル
この大会で一番楽しめるパート

・終盤(鶴峠~ゴール)

鶴峠を越えると、上り返しが登場
すでに中盤のアップダウンで脚が削られているため、この上りが実際の傾斜以上にきつく感じます

登りきると下り基調の林道・トレイルが続き、脚が残っていたら一気にペースアップが可能
オマキ平登山口まで下るとしばらくはロードを走ります

地味にきついのがゴール手前の上り
この上りを想定していないと心が折れるかもしれません

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当日レポート&リアルレビュー

当日の天候・会場の雰囲気

朝8:00、会場道の駅こすげ入り
受付開始前でまだ参加者もまばら

受付は8時半、レーススタートは10時のため、しばらくは車で準備を進めます

天気は快晴、スタート時の気温は若干暑いかなと感じるぐらいでした

レース前半戦|スタート〜松姫峠

号砲とともにランナーたちが一斉に山の中へ吸い込まれていきます
最初の数キロは、脚の軽さと高揚感に心が浮つきそうになるのをぐっと抑えつつ、上りでも無理のない範囲で走り、前目を位置取ります

というのも上りに入るとシングルトラックで渋滞するから
渋滞回避のために前半から頑張って走ります

やがてコースの斜面が立ち上がり始めます
松姫峠までの取り付きは、とにかく長い
派手な急登があるわけではないが上りがひたすら続きジワリジワリと、足に乳酸がたまってくるのを感じます

ここで脚を使いすぎたら後がもたないので、呼吸を整え、一歩一歩を刻む

一つ目のピークの鶴寝山を越えると松姫峠までは気持ちよく走れる下り区間
他のランナーとトレインを組んで駆け下ります

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レース中盤戦|松姫峠〜鶴峠

この区間前半は小刻みにアップダウンを繰り返します
上りは無理せず歩き、下りで前と詰める感じのレース運びをしました

しばらく進むと二つ目のピーク、奈良倉山に到着
ここから鶴峠までは500mのダウンヒル

スピードに乗ってどんどん下るこのパートをとても楽しめました
トレランの醍醐味を思う存分味わえるコースが最高!

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レース終盤戦|鶴峠~ゴール

鶴峠からの上り返しはかなりきつかった
ダウンヒルで楽しみ過ぎた反動が大きく、いっこうにペースがあがらない

挙句の果てに両足のふくらはぎを攣ってしまう始末

足の攣りをだましだましなんとか上り切ると、ようやく下り
ペースを上げたかったがふくらはぎの痛みがあり、ゆっくりと走らざるを得なかった

痛みは消えないが止まることもできない
一歩ずつ前へ歩を進めます

そしてゴール手前に再びトレイルに
ここからの上りが地味に堪える

まだかまだかと思いながら目の前の上りを必死に乗り越えていく感じでした

「残り300m」の応援を頂き、最後の絞りだし
応援に包まれながらゲートをくぐった瞬間、胸の奥に「走り切った」という実感が静かに広がりました

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多摩川源流トレイルランをおすすめしたい人

多摩川源流トレイルラン大会は、以下のようなランナーに特におすすめだと感じました

  • トレイルラン中級者
    危険な箇所はないですが、しっかりと上らないといけないコース。距離もそこそこあるので、走りごたえが十分あると思います。
  • 下りを軽快にかっ飛ばしたい人
    下りの大半は気持ちよく走れます。傾斜もきつくなく非常に走りやすい。トレランの醍醐味を十分に満喫することができます。

まとめ|トレランの醍醐味がぎっしり詰まった大会

「第17回 多摩川源流トレイルラン」は、距離24km・累積標高1,360mと、数字だけを見るとコンパクトなレースに思えるかもしれません
しかし実際には、松姫峠への長い上り、稜線のアップダウン、鶴峠を越えた後の上り返し、そして多くの快走できる下り区間と、緩急がしっかりと設計された“地味に脚を削る”骨太なコースです。

派手な絶景やテクニカルな岩場は少ないものの、トレイルの静けさとリズム感が魅力で、走力・ペース配分・補給力といった総合力が問われます

また、ゴール後にすぐ立ち寄れる「小菅の湯」も大会の名物
走り終えたあとの温泉は、何よりものご褒美です

  • 前半は脚を使いすぎず淡々と
  • 中盤はリズムを崩さず粘り
  • 終盤で勝負

この流れを意識すれば、無理のないペースで完走でき、しっかりと「走った」という満足感が得られる大会です
静かな山の中で、自分と向き合う時間を味わえる――それが、多摩川源流トレイルランの一番の魅力です

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