ランニングをもっと楽しみたい、タイムを伸ばしたい――
そんな時に欲しくなるのがランニングウォッチ
でもいざ買おうとすると、ガーミンだけでもモデルがたくさんあって、「どれが自分に合っているのか分からない!」と悩んでしまう人は多いはずです
そんな中、ガーミンから2025年5月にForerunner570が新しく登場
でも上位・下位モデルや他社(今回はCOROSと比較します)と比べてどう違うのか、何を基準に選べばいいのかは意外と分かりづらいですよね
この記事では、そんな迷える市民ランナーのために
を分かりやすく解説し、「あなたに一番合うランニングウォッチはこれだ!」 と自信を持って決められるようにお手伝いします
これを読めば、もう迷う時間とはおさらば!
自分にぴったりの相棒を見つけて、もっと快適にランを楽しみましょう!

Forerunner570の特徴と魅力

Forerunner570は、ランニングを楽しみたい市民ランナーにとって必要十分な機能をバランスよく備えた、頼れる一台
ここでは主要スペックを項目ごとに整理して紹介します
ディスプレイ性能
- ディスプレイサイズ:1.4型
- 解像度:454 x 454 ピクセル
- ディスプレイタイプ:AMOLED
- タッチパネル:搭載
Forerunner 570のディスプレイは、鮮やかなAMOLEDディスプレイを採用しており、情報の視認性が格段に向上しています
1.4型の大画面と高解像度(454 × 454 ピクセル)により、データ表示がよりクリアで見やすく、地図やトレーニング画面の細部までしっかり確認できます
さらに、直感的な操作が可能なタッチパネルを搭載しているため、物理ボタンと組み合わせてスムーズに操作でき、ランニング中でも必要な情報にすぐアクセスできるのが魅力です
GPS機能
- マルチGNSS対応(GPS、GLONASS、GALILEO)
- マルチバンドGNSS対応
- 精度の高いルート記録
Forerunner 570は、ランナーが安心して走行データを記録できるよう、高精度なGPS機能を備えています
マルチGNSS対応により、GPS・GLONASS・GALILEOといった複数の衛星システムを同時に利用することで、位置情報の安定性が大幅に向上します
さらに、マルチバンドGNSS対応により、各衛星の複数の周波数を受信することで、ビル街や樹木の多いコースでも電波の乱れを抑え、ルートの誤差を最小限に抑えます
これにより、いつでも正確なペース管理と走行記録が可能になり、信頼できるトレーニングデータを手に入れられます
心拍測定機能
- 光学式心拍計(手首でリアルタイム計測)
- 24時間モニタリング対応
- 血中酸素トラッキング(SpO2)
- 外部心拍計(ANT+)対応
Forerunner 570は、ランニング中はもちろん、日常生活でも体調管理に役立つ多機能な心拍測定機能を搭載しています
手首の光学式心拍計により、ランニング中の心拍数をリアルタイムで計測できるほか、24時間モニタリングで安静時心拍やストレスレベルを自動記録してくれます
さらに、血中酸素レベル(SpO2)を測定できるため、高地トレーニングや体調変化の把握にも役立ちます
より高精度な心拍データを求める場合は、外部の心拍計ベルト(ANT+対応)を接続することで、レースやハードなトレーニングでも正確な計測が可能です
防水機能
- 防水等級:5 ATM(水深50mに相当する圧力に対応)
- シャワー・雨天ラン対応
- プールスイムにも使用可能
Forerunner 570は、5 ATM(50メートル防水)に対応しており、雨の日のランニングや汗をかくハードなトレーニングでも安心して使えます
さらに、シャワー中の装着やプールでのスイムトレーニングにも対応しているので、天候やトレーニング環境を気にせず、日常からスポーツまで幅広く活用できます
ただし、スキューバダイビングなどの高圧水中での使用は推奨されていないため、日常使いと水泳用途に最適な防水性能です
バッテリー性能
- スマートウォッチモード:約11日間
- GPSモード:約18時間
- SatIQ(自動モード選択)モード:約16時間
- マルチGNSSマルチバンドモード:約14時間
Forerunner 570は、高機能ながらもランナーが安心して長時間使えるバッテリー持続時間を実現しています
スマートウォッチとして普段使いする場合は約11日間の連続使用が可能で、日常の通知や健康管理も充電の手間を気にせずに続けられます
GPSをフル活用するランニングでは約18時間連続使用でき、フルマラソンやロングランでも余裕のバッテリー容量です
さらに、使用環境に応じて測位モードを自動で切り替えるSatIQモードでは約16時間、最も高精度な測位が可能なマルチGNSSマルチバンドモードでも約14時間持続します
これにより、距離や環境に合わせて最適なモードを選び、安心してトレーニングに集中できます
その他機能
音楽機能
- 内部ストレージに音楽を保存でき、SpotifyやAmazon Musicなどのストリーミングサービスと連携可能
- スマホなしでBluetoothイヤホンに直接音楽を再生できる
ヘルスモニタリング機能
- 心拍数やストレスレベルだけでなく、睡眠スコア、呼吸数など多彩
- トレーニング以外の日常的な健康管理に役立つ
Garmin Pay(非接触決済)
- ウォッチでキャッシュレス決済ができる
他のガーミンモデルとの比較

今回比較するのは、Forerunnerシリーズの中で人気の4モデルです。
- Forerunner 970:ガーミンのフラッグシップモデルで、プロレベルのトレーニング機能を備えた最上位機種。
- Forerunner 570:今回紹介する中心モデルで、機能と価格のバランスが絶妙な万能モデル。
- Forerunner 265:570と近い価格帯で、コンパクトで扱いやすく、音楽機能も充実した人気モデル。
- Forerunner 165:シリーズのエントリーモデルで、シンプルな機能と手頃な価格が魅力の初心者向けモデル。
ランニングウォッチの機能面について
スペック比較は次のとおりです
項目 | Forerunner 970 | Forerunner 570 | Forerunner 265 | Forerunner 165 |
---|---|---|---|---|
参考価格 | 円 | 121,80089,800円 | 56,520円 | 39,800円 |
サイズ(mm) | 47 x 47 x 12.9 | 47 x 47 x 12.9 | 46.1 x 46.1 x 12.9 | 43 x 43 x 11.6 |
ディスプレイサイズ | 1.4インチ | 1.4インチ | 1.3インチ | 1.2インチ |
解像度 (ピクセル) | 454 x 454 | 454 x 454 | 416 x 416 | 390 x 390 |
重量 | 56 g | 50 g | 47 g | 39 g |
レンズ素材 | Sapphire Crystal | Corning Gorilla Glass 3 | Corning Gorilla Glass 3 | 化学強化ガラス |
ストラップ素材 | シリコン | シリコン | シリコン | シリコン |
稼働時間 | GPSモード:約26時間 SatIQ(自動選択)モード: 約23時間 マルチGNSSマルチバンドモード: 約21時間 GPS+音楽再生モード: 約14時間 SatIQ(自動選択)+音楽再生モード: 約13時間 マルチGNSSマルチバンド+音楽再生モード: 約12時間 | スマートウォッチモード: 約15 日間SatIQ(自動選択)モード: 約16 時間 マルチGNSSマルチバンドモード: 約14 時間 GPS+音楽再生モード: 約9時間 SatIQ(自動選択)+音楽再生モード: 約8時間 マルチGNSSマルチバンド+音楽再生モード: 約8時間 | スマートウォッチモード: 約11 日間 GPSモード:約18時間GPSモード: 約 20 時間 マルチGNSSマルチバンド+音楽再生モード: 約 6 時間 マルチGNSSマルチバンドモード: 約 14 時間 | スマートウォッチモード: 約 13 日間GPSモード: 約 19 時間 マルチGNSSモード: 約 17 時間 | スマートウォッチモード: 約 11 日間
防水性能 | 5 ATM | 5 ATM | 5 ATM | 5 ATM |
衛星 | GLONASS、 Galileo、 QZSS(みちびき)、 Beidou | GPS、GLONASS、 Galileo、 QZSS(みちびき)、 Beidou | GPS、GLONASS、 Galileo、 QZSS(みちびき) | GPS、GLONASS、 Galileo、 QZSS(みちびき) | GPS、
GNSSマルチバンド | 〇 | 〇 | 〇 | – |
心拍数計測 | 有 | 有 | 有 | 有 |
電子マネー | 有 | 有 | 有 | 有 |
音楽再生対応 | 有 | 有 | 有 | 有 |
最上位のForerunner 970は、プロや上級ランナー向けに作られたフラッグシップモデルで、高級感のあるチタンベゼルや長時間バッテリー、内蔵型のランニングダイナミクスセンサーなど、すべてが最先端です
最高のデータ分析と快適さを求める人には最適ですが、価格は最も高くなります
今回の主役であるForerunner 570は、高精度なマルチバンドGNSSやAMOLEDディスプレイを備えながら、価格を少し抑えた“バランス型”モデルです
Forerunner 970と比べて一部の高度機能を外部センサーで補う形になりますが、日常のランニングからレースまで必要十分すぎる性能を備えています
Forerunner 265は、570と機能面で非常に近く、ディスプレイが少し小さく軽量である点が特徴です
音楽機能も同等なので、コンパクトさや装着感を重視する人には265も良い選択肢です
Forerunner 165は、シリーズのエントリーモデルとして必要最低限の機能に絞り込み、手に取りやすい価格を実現しています
マルチバンドGNSSやランニングダイナミクスには非対応なので、本格的なトレーニングデータを求める人には物足りないかもしれませんが、初めてのGPSウォッチとしては十分です
Forerunner 570とForerunner 265は結局何が違うの?
サイズ以外の違いとしては、以下の点があります
- スピーカー/マイク搭載によるハンズフリー操作
- ランニング以外へのマルチスポーツ対応強化
- 次世代心拍センサーによる精度向上
- フォントサイズ調整
必ずしもランニングに必要な機能という感じはしません
これらの付加機能にコストを払ってもいいと思えるかが、Forerunner570を選択する分かれ目になりそうですね
他社(カロス)との比較

近年、日本でも注目度が高まり、特にウルトラランナーやトレイルランナーを中心に愛用者が増えていカロス(COROS)との比較を行います
- COROS PACE Pro:カロスの上位モデルのひとつで、長時間のGPS稼働と軽量設計が特徴。ウルトラランナーやトレイルランナーに人気。
- COROS PACE 3:カロスの最新エントリーモデル。PACE Proより価格を抑えつつ、マルチバンドGNSSなど最新技術を搭載しコスパが非常に高い。
ランニングウォッチの機能面について
スペック比較は次のとおりです
項目 | Forerunner 570 | COROS PACE Pro | COROS PACE 3 |
---|---|---|---|
参考価格 | 89,800円 | 54,340円 | 33,000円 |
サイズ(mm) | 47 x 47 x 12.9 | 46 x 46 x 12.25 | 41.9 x 41.9 x 11.7 |
ディスプレイサイズ | 1.4インチ | 1.3インチ | 1.2インチ |
解像度 (ピクセル) | 454 x 454 | 416 x 416 | 240 x 240 |
重量 | 50 g | (シリコンバンド装着時) | 49 g(シリコンバンド装着時) | 39 g
レンズ素材 | Corning Gorilla Glass 3 | ミネラルガラス | ミネラルガラス |
ストラップ素材 | シリコン | シリコン/ナイロン | シリコン/ナイロン |
稼働時間 | SatIQ(自動選択)モード: 約16 時間 マルチGNSSマルチバンドモード: 約14 時間 GPS+音楽再生モード: 約9時間 SatIQ(自動選択)+音楽再生モード: 約8時間 マルチGNSSマルチバンド+音楽再生モード: 約8時間 | スマートウォッチモード: 約11 日間 GPSモード:約18時間全システムオン: 約 38 時間 全システムオン+音楽再生モード: 約 13 時間 | スマートウォッチモード: 約 20 日間GPSモード: 約 38 時間 全システムオン:約25時間 全システムオン+音楽再生モード: 約 9 時間 | スマートウォッチモード: 約 15 日間
防水性能 | 5 ATM | 5 ATM | 5 ATM |
衛星 | GLONASS、 Galileo、 QZSS(みちびき)、 Beidou | GPS、GLONASS、 Galileo、 Beidou、 QZSS | GPS、GLONASS、 Galileo、 Beidou、 QZSS | GPS、
心拍数計測 | 有 | 有 | 有 |
電子マネー | 有 | 無 | 無 |
音楽再生対応 | 有 | 有 | 有 |
Garmin Forerunner 570 は、高精度のマルチバンドGNSS、AMOLEDディスプレイ、音楽再生、電子マネー決済など、ランニング以外の日常生活でも使いやすい多機能モデルです
普段のランニングからレース、トレーニングの振り返りまで、スマートに一台でこなせます
カロスの PACE Pro は、超ロングバッテリーとチタンベゼルで、ウルトラマラソンや長時間の山行に強い設計です
ただし電子マネーには対応していません
PACE 3 はコストパフォーマンスが非常に高く、軽量設計で長時間バッテリーを両立しています
必要最低限の機能で充分というランナーにとってはコストも含めて、非常に魅力的な選択肢です
あなたにピッタリのモデルはこれ!

ここまで、Forerunner 570を中心にガーミンの他モデルやカロスの人気モデルを比較してきましたが、最終的にどのモデルがあなたに合うかをズバリまとめます!
✅ コストは不問、トレーニングも本格的に、最高性能で妥協したくない人
👉 Garmin Forerunner 970
内蔵ランニングダイナミクス、チタンベゼル、超ロングバッテリーで、プロ仕様のフラッグシップです。
✅ ちょっとぐらい高くてもいい、多機能で失敗したくない、日常でも便利に使いたい人
👉 Garmin Forerunner 570
高精度GPS、AMOLEDディスプレイ、音楽再生、Garmin Pay対応と、初めてでも後悔しない万能モデルです。
✅ ランニングの必要機能を持ちつつ、コンパクトさを重視する人
👉 Garmin Forerunner 265
570とほぼ同等機能で少し小型&軽量。余分な機能は取り除きランニングに必要十分の機能でリーズナブルに。

✅ できるだけ手頃にランニングウォッチを始めたい初心者
👉 Garmin Forerunner 165
シンプル操作と最低限の機能で、初めての一台に最適。

✅ 機能は欲しいが価格もやっぱり抑えたい、ウルトラマラソンや長時間のトレイルラン中心の人
👉 COROS PACE Pro
タフで頑丈なチタンベゼルを備え、超ロングバッテリーで山岳や長距離レースでも安心して使えます。過酷な環境でもタフに使える一台です。
✅ 価格を最重視、軽量かつロングバッテリーが欲しい人
👉 COROS PACE 3
PACE Proに比べてさらに軽量でコスパ抜群。位置精度も高く、シンプル操作で扱いやすいのが特徴です。
まとめ
ここまで、Forerunner 570を中心に
ガーミンの他モデル、そしてカロスの人気モデルを比較してきました
ガーミンのランニングウォッチは、
✅ 高精度なGPS
✅ 豊富なスポーツモード
✅ 音楽再生や電子マネーなどのスマート機能
✅ そして最新モデルではハンズフリー操作や次世代心拍センサーなどの進化
といった、ランニングだけにとどまらない日常での便利さが魅力です
一方、カロスは
✅ 軽量でバッテリーが非常に長持ち
✅ シンプル操作で誰でも扱いやすい
✅ 山やウルトラマラソンで真価を発揮
といった特長で、長時間のアウトドアに最適な相棒です。
今回の検証の結論として、Forerunner 570を敢えて選択することはないと感じています。
ガーミンにこだわるのであれば、今こそForerunner 265が買い時ではないでしょうか?
同等の機能が欲しいが価格で購入を見送る方には、COROSへの乗り換えを視野に入れられてもいいかと思います

それにしても、Garminの強気な価格設定には驚きます
ランニングウォッチ選びに正解はありませんが、
「どの機能を重視するか」
「どこで使うか」
をこの記事で整理できれば、あなたにぴったりの1台が必ず見つかります
迷ったらもう一度この記事を見返して、
自分に最適なランニングウォッチと一緒に、
もっと楽しく、もっと快適なランニングライフを始めてください!
▼フルマラソンでサブ4を狙う詳しい説明は以下の記事をご覧ください▼


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