今回は、トレランシューズの【HOKA スピードゴート5】について、丁寧に、トレランシューズを探しているランナーに向けて、解説させて頂きます。
ランニングシューズ「HOKA スピードゴート5」を購入検討されている方のよくある疑問、
こんな疑問について、できる限りお答えしたいと思います!
ダイエット目的でランニングを始め、その延長でトレイルランニングにも手を出し、はや7年。これまでのトレラン経験と、ごくごく平均的な庶民ランナー目線で解説します。
皆様の購入の一助になれば幸いです。
今回紹介する「スピードゴート5」は以下から購入可能です。
「スピードゴート5」はワイド(2E相当)もラインナップされています。(幅広の方は下からどうぞ)
スピードゴート5、その特徴は?
2022年3月15日に発売された「スピードゴート5」。
購入を検討しながらも、古いシューズをだましだまし使い続け、気づけば1年経っていました。
いよいよシューズがダメになり、2023年に入りようやく決意し、購入。
レースも含めて100kmほど走り込んだのでレビューしたいと思います。
スピードゴート5のスペック
「スピードゴート5」のスペック・特徴はこちらです。
・幅は「レギュラー」と「ワイド」の2種類
・重量 219g(メンズ27cm)
・オフセット4mm
・メタロッカー構造
・ラグ深さ5mm
・Vibram®メガグリップのアウトソール
・価格 20,900円(税込)
最大の特徴は、やはりグリップ力
いろんなところで評判になっていますが、スピードゴート5のグリップ力は抜群です。
ラグの深さは5mmと他社の製品と比べて深く、またトレイルランニングシューズ向けに開発された高性能なグリップ素材であるVibram®メガグリップのアウトソールにより、濡れた路面や岩場などの滑りやすサーフェスでも優れたグリップ力を発揮してくれます。
グリップがしっかりしていると滑るという恐怖心から解放され、気持ちよくトレイルを走り抜けることができます。
HOKAの特徴、厚底でクッション性良し
私が愛して止まないHOKAの特徴のクッション性。
ロード用で実感していたものが、トレランシューズになっても変わらず実感。
すごく、いいです。
トレランのロングレースにおいて、筋肉への疲労を緩和してくれて、まさにもってこいの一品。オススメです。
実際に履いてみた
感想①:グリップ力は評判通り、大満足!
普段のトレランであれば天気を選べば問題ないですが、レースとなるとそういう訳にはいかない。
スピードゴート5を装備しての初レースは、早速「雨の日の翌日&渡渉あり」と悪条件となりました。
ぬかるみにはまり、ドロドロになりながら高度を稼ぎ、いざ大好きな下りへ。
先に進むランナーの足跡。あちこちで滑った痕跡も残っている。怖い怖い。
ちょっと不安に思いながらも、とりあえず突っ込んでみる。
あれ??スベらんなぁ。
これまでのシューズでは、間違いなく滑っていた状況でも、ラグがしっかりと地面に食いつき、滑らない。
シューズでこんなに変わるんだ、と感動した瞬間でした。
あとは、もう気持ちよく走るだけ、トレランの醍醐味を満喫しました。
気持ちよく下れるトレランって、やっぱ最高ですね!
感想②:ラグに付いた泥が取れん!
しっかりと地面に食いついてくれる反面、ラグの間にしっかりと泥が詰まっていきます。
これが簡単に取れない。
ドロドロになったシューズを乾燥させ、乾いた後に叩くも簡単には取れない。
ブラシと楊枝でゴシゴシ、ホジホジ。
手入れはちょっと手間がかかります。
感想③:ちょっとぐらつく、初めて一番上の二つの穴を使った
アッパーが柔らかい影響なのか、足首回りの安定性が少し不安な感じがしました。なんかグラグラする感じ。
そこで、初めてシューズの一番上の二つの穴を使い、足首周りのフィット感の向上を試してみました。
「アシックス」の実用新案がこの二つの穴の始まりとのこと。
シューズを履いて、かかとが浮くような感覚がある方、足幅が細い方、甲が低い方、に2段ハトメのシューレーシングの使用を推奨しているみたいです。
実際にこの結び方をすると、気になっていたぐらつきは全く気にならなくなりました。
ぐらつきが気になる方はお試しください。
感想④:サイズ感について
これは購入段階での話になります。
普段はワイドサイズを履いている私ですが、口コミを見ているとワイドを普段履かれている方でもレギュラーサイズで十分という話もあり、実際に店舗で試着してみることに。
試着した感想としてはやっぱりレギュラーだとパンパンで、ちょっと締め付けられる感じがしました。ワイドも試着したかったのですが、なかなか置いている店舗を見つけられず、結局はネットでワイドを発注。
ワイドサイズを履いてみての感想は、自分には大きすぎることは全然なく、ちょうどいい感じでした。3E寄りの2Eの方はワイドを選ばれる方がいいと思います。
走行距離100km経過での耐久性レビュー
ソールのへたり
グリップ力の低下は感じませんが、ラグが摩耗し若干低くなっています。
自分の走り方&歩き方の癖で、よく擦ってしまう右足踵付近の外側(上図の左下)は、局所的ではありますがすでにラグが半分ぐらいの高さになっていました。ちょっとショックです!早くない!?
走るときに着地する前足部あたりのラグは、まだ大丈夫そうです。
せっかくの高機能のシューズなので、ロードでラグを削られて寿命を減らしたくない。
できればトレイル率の高いレースをメインに使用したいものですね。
クッション性
クッション性の低下は全く感じません。100kmぐらいでは問題なし。まだまだ、いけそうです。
走行距離300km経過での耐久性レビュー
ソールのへたり
300kmを超え、ラグがかなり摩耗しています。
場所によっては、5mmもあったラグがすり減って、もうほぼ無くなっているような状態です。
グリップ力もかなりの低下を感じており、買い替えのタイミングですね。
その他
ソールを除けば他は破れ等の大きな損傷はなく、まだまだ使えそう。
スピードゴートは、このソールの耐久性だけが唯一の残念なポイントです。
まとめ
今回新しく発売された「HOKAスピードゴート5」について、シューズの特徴や実際に使用した感想を紹介させていただきました。
「スピードゴート5」の主な特徴&感想は以下になります。
- 抜群のグリップ力
- 厚底でロングレースにも対応
- 耐久性は微妙な感じ
こんなあなたにおすすめです
- どんなサーフェスでも気にせず、すっ飛ばしたい方
- ぬかるみ等で滑るのが怖い方
- ロングレースでの疲労を抑えたい方
- コスパよりも性能重視の方
機能はとてもいいシューズですので、一度お試しください。一度足を履き入れたら病みつきになること間違いなしです。「スピードゴート5」は以下から購入可能です。
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