今回は、2024年6月発売された【HOKA スピードゴート6】について、初心者のトレイルランナーに向けてわかりやすく、解説させて頂きます。
ランニングシューズ「スピードゴート6」を購入検討されている方のよくある疑問、
こんな疑問について、解説していきます!
HOKAはその独自の厚底デザインとクッション性で多くのランナーに愛されており、「スピードゴート」シリーズもその代表格です。
シリーズ最新作となる「スピードゴート6」は、初心者から上級者まで幅広いランナーに支持されており、その性能がどのように初心者にメリットをもたらすのか、詳しく見ていきたいと思います。
トレイルランニングにおいて、シューズが果たす役割は非常に大きい(と私は思う)。
このレビューでは、初心者が特に注目すべき「スピードゴート6」の機能や性能について掘り下げていきます。
これからトレイルランニングを始める方や、新しいシューズを探している方にとって、このシューズが最適な選択肢かどうか、ぜひ参考にしてください。
スピードゴートは、私のトレランの定番シューズ!
あらゆる路面に対応できるので、毎回お世話になっています。
皆様の購入の一助になれば幸いです。
今回紹介する「スピードゴート6」は以下から購入可能です。
スピードゴート6の基本情報
2024年6月、今回ご紹介する「スピードゴート6」が発売されました。
「スピードゴート6」の基本スペックがこちら。
・幅は2種類(レギュラー(D相当)、ワイド(2E相当 ※メンズのみ))
・サイズはメンズ25.0cm~30.0cm、レディース22.0cm~25.0cm
・重量 278g(メンズ28cm)
・価格 24,200円(税込)
主な特徴としては、以下とのこと。
HOKA公式HPより
- トラクションラグを備えたVibram® Megagrip
- 前足部のダイナミックなバンプ
- 通気性の良いテキスタイルアッパー
- デュアルガセットタンでフィット感向上
- 内部バケット構造で足を包み込む安定したフィット感
トレイルランニングに求められる基本的な要素を一定のレベルですべて兼ね備えており、初心者でも安心して使える点が大きな魅力です。
次の章より詳しく解説していきます。
スピードゴート6の特徴とメリット
スピードゴート6の主な技術的特徴と、それによってもたらされるメリットを解説します。
特徴①:あらゆる路面で発揮されるグリップ力
トレイルランニングにおいて、シューズのグリップ力は安全性を左右する重要なポイントです。
「スピードゴート6」のアウトソールは、滑りやすい泥道や湿った岩場でも優れたグリップを発揮します。
この優れたグリップ力が、初心者でも自信を持って様々な地形に挑戦できる理由の一つです。
ランナーがどんなコンディションでも安定した走りを維持できるように設計されているため、安心してトレイルを楽しむことができます。
ラグの高さは前作と同様の5mm。
ロード区間を走る時はちょっと凸凹した感じがありますが、トレイルでは抜群のグリップ力を発揮してくれます。
ラグの配置場所と方向、肉抜きの場所が前作からは変わっているみたいですね。
私がスピードゴートを愛して止まない一番の理由は、このグリップ力!
コンディションが悪いときほど、より安心感を感じることができます。
特徴②:ボリュームと反発性のバランスを考えたクッション
HOKAのシューズの特徴とも言える厚底クッションは、ランナーにとって大きなメリットの一つです。
「スピードゴート6」では、このクッションが長距離ランニングでも足への負担を軽減し、快適さを保つ役割を果たします。
また初心者にとっては、長時間の走行でも足が疲れにくくなるため、トレイルランニングに慣れる過程で非常に役立ちます。
長距離レースの後半に、このクッション性の恩恵を感じることができます。
クッション性が高い一方で、反発力も感じることができます。
クッションのフカフカ感を少し抑えることで沈み込みが減っており、反発性が高くなっています。
特徴③:しっかりしたフィット感
「スピードゴート6」は、足全体を包み込むような設計が施されており、走行中に足がずれることなく、しっかりとホールドされます。
デュアルガセットタンもフィット感の向上に一役を買っています。
足当たりは柔らかいですが、しっかりとフィットします。
シューレースに最も締め付けられる部分は厚みのあるパッドが設定されているのも足当たりを良くしています。
スピードゴート6を実際に履いてみた感想
それでは実際に「スピードゴート6」を履いた感想をお伝えします。
購入後試走する時間が取れず、ぶっつけ本番で「白馬国際クラシック2024 50K」で使用しました。
感想①:フィット感は良いが、シューズ全体として硬い感じ
シューズを履いて最初に感じたことは、しっかりとしたフィット感と硬さ。
足全体を包み込むようなデザインが特徴的で、靴紐を締めるとまるで足と一体化したかのような感覚です。
前作は足首周りが緩い感じがしていたので、このフィット感は安心感をもたらしてくれます。
一方でシューズ全体としては少し硬い感じが最初はしました。
履いた瞬間は「これで長時間走って大丈夫かな?」という不安にはなりました。
ですが走り始めると徐々に馴染んできて、結果として9時間のレースを走り切ることはできました。
また足に局所的なダメージは発生しませんでしたので、硬さはあまり気にするほどではないと思います。
感想②:全く滑らない
スピードゴートの特徴であるグリップ力は今回も健在。
このグリップ力はトレイルを走る上で、本当に頼りになります。
2024年の「白馬国際クラシック」は例年と比べると路面のコンディションは恵まれている方で、ぬかるみも少なく、急斜面も乾いているところがほとんど。
それでも所々で滑って転倒している参加者がいる中、新品のラグはしっかりと路面に食いついてくれ、滑りそうな気配すら感じることはありませんでした。
余分な力を使うことなく、下りを楽しむことができました
感想③:クッションを感じながらも、ぐらつきは感じない
クッション性の高いシューズではありますが、本作は安定性を結構感じることができました。
長時間のレースでいきなり使用しましたが、特にストレスなく走りに集中できました。
ミッドソールによるクッション性と、Vibram®メガグリップとワイドなベースデザインによる高い安定性の両方を兼ね備えているため、初心者でも安心して走れるシューズだと思います。
実際に、不安定な岩場や急勾配を登り降りしているときも、足首の不安定さを感じることなく、しっかりとした安定感が保たれていました。
通常、クッションが厚いシューズだと足元がフワフワしてバランスを崩しがちですが、「スピードゴート6」はそういった心配が一切なく、常に安定した走りが可能でした。
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サイズ感について
私は28.0cm、足幅2E~3Eのシューズを履くことが多いですが、今回も28.0㎝のワイドを購入し、サイズ感はジャストフィットでした。
前作を履かれている方は、同じサイズを選ばれて問題ないと思います。
耐久性について
「スピードゴート」シリーズで毎回感じる懸念は耐久性。
ラグの摩耗が早いと感じています。
継続調査し、後日報告します。
まとめ
今回新しく発売された「スピードゴート6」について、シューズの特徴や実際に使用した感想を紹介させていただきました。
「スピードゴート6」の主な特徴は以下になります。
- クッション性がさらに向上しており、長距離のレースにピッタリ!
- グリップ力は抜群で、あらゆる路面で安心して走れる
- 着地時の安定性が高い
- でも、価格も高い
性能は非常にいいのですが、コスパはあまりよくない印象
HOKAの「スピードゴート6」は、トレイルランニング初心者にとって理想的なシューズだと思います。
その最大の魅力は、初心者でも安心してトレイルに挑戦できる高いクッション性とグリップ力にあります。
トレイルランニングをより安全で楽しいものにしてくれるでしょう。
さらに、軽量ながらもしっかりとしたフィット感があり、長時間のランニングでも快適さを損なわない点も見逃せません。
これからトレイルランニングを始めようとしている方、もしくは新しいシューズを探している初心者にとって、「スピードゴート6」は間違いなく候補に入れるべき一足です。
このレビューが、シューズ選びの参考になれば幸いです。
トレイルランニングを楽しむためには、自分に合ったシューズを見つけることが何よりも大切です。ぜひ「スピードゴート6」を手に取り、その快適さとパフォーマンスを体感してみてください。
結論、「スピードゴート6」は満足です。
「スピードゴート6」は以下から購入可能です。