
ランニングシューズ選びで、
「安定感のあるシューズが欲しい」
「ロング走でも脚への負担を減らしたい」
「初心者でも安心して履けるモデルを選びたい」
そんな人に人気なのが、ASICSの「GEL-KAYANO(ゲルカヤノ)」シリーズです
高い安定性と優れたクッション性を兼ね備え、初心者からフルマラソンを目指すランナーまで幅広く支持されている定番モデルとして、多くのランナーに選ばれています
そして2026年6月に【ASICS ゲルカヤノ33】が発売されました
今作では、ミッドソール構造やサポート機能が見直されるなど、前作から複数のアップデートが施されています
私も実際に購入し、ジョグや距離走で使用してみました
第一印象は、これまでのゲルカヤノらしい高い安定感はそのままに、より自然でスムーズな走り心地へ進化しているということです
この記事では、実際に使用して感じた履き心地や良かった点・気になった点をはじめ、前作ゲルカヤノ32との違いや、どんなランナーにおすすめなのかまで詳しくレビューしていきます
皆様の購入の一助になれば幸いです
今回紹介する「ゲルカヤノ33」は以下から購入可能です
結論|ゲルカヤノ33はこんなシューズだった
ゲルカヤノ33は、シリーズの高い安定性はそのままに、より自然で快適な走りへ進化したランニングシューズです
特に新たに採用された「FLUIDSUPPORT SYSTEM」により、これまでのような強いサポート感や矯正感が抑えられ、自然な重心移動でスムーズに走れるようになりました
また、クッション性も前作より向上しており、ジョグやLSD、ロング走では脚への負担が少なく、長時間でも快適に走り続けられます
一方で、反発性や推進力は控えめで、テンポ走やインターバルなどスピードを重視した練習にはあまり向いていません
実際に履いてみた印象をまとめると、次のようなシューズでした
- 安定性は高いのに、支えられている感が少なく自然に走れる
- 前作よりクッション性が向上し、ロングランでも脚が疲れにくい
- 強い反発感はなく、快適性と安定性を重視した乗り心地
- ジョグ・LSD・ロング走との相性が非常に良い
- 初心者からフルマラソンを目指すランナーまで安心して使える
「速く走るため」ではなく、「長く快適に走り続けるため」の一足
ゲルカヤノ33は、そんなコンセプトがより明確になった、完成度の高いデイリートレーナーだと感じました
ゲルカヤノ33の基本情報

ランニングシューズの定番モデルとして高い人気を誇る「ゲルカヤノ」シリーズ
高いクッション性と優れた安定性を兼ね備え、ランニング初心者からフルマラソンを目指すランナーまで幅広く支持されています
その最新モデルとして登場したのが「ゲルカヤノ33」です
今作では、ミッドソールやサポート機構が見直され、これまでの安心感を受け継ぎながら、より自然でスムーズな走りを目指した設計へと進化しました
まずは、ゲルカヤノ33の基本スペックを確認してみましょう
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年6月 |
| 価格 | 22,000円(税込) |
| 重量 | 約300g(27.0cm) |
| ドロップ | 8mm |
| ミッドソール | FF BLAST™ MAX(上層)+FF BLAST™ PLUS ECO(下層) |
| サポート機構 | FLUIDSUPPORT™ SYSTEM |
| クッション | PureGEL™ |
| アッパー | Engineered Mesh Upper |
| 用途 | ジョグ・LSD・ロング走・フルマラソン |
ゲルカヤノ33の主な進化ポイント

ゲルカヤノ33では、安定性というシリーズの特徴はそのままに、より自然で快適な走りを目指して複数のアップデートが施されています
ここでは、特に注目したい進化ポイントを3つ紹介します
新サポート機構「FLUIDSUPPORT SYSTEM」を採用

ゲルカヤノ33では、従来の「4D GUIDANCE SYSTEM」に代わり、新たに「FLUIDSUPPORT SYSTEM」を採用しました
足の動きに合わせて自然にサポートする設計となっており、必要な場面で安定性を発揮しながらも、過度な矯正感を抑えたスムーズな走りを目指しています
ミッドソールを刷新し、より快適なクッション性へ
ミッドソールは、上層にFF BLAST™ MAX、下層にFF BLAST™ PLUS ECOを組み合わせた2層構造となっています
柔らかい着地感と安定性を両立し、長距離でも快適な走りをサポートします
クッション性と反発性のバランスを高めることで、着地時の衝撃をやわらげながら、スムーズな重心移動をサポートします
また、かかと部分には「PureGEL」を搭載し、やわらかく快適な着地感を実現しています
アッパーのフィット感を向上

アッパーにはエンジニアードメッシュを採用し、足当たりやフィット感を向上
長時間のランニングでも快適に履けるよう改良されています
また、シュータンや履き口の構造も見直され、足を包み込むようなフィット感とホールド性の向上が図られています
これらのアップデートが、実際のランニングでどのような違いとして感じられたのかは、ここから各項目ごとに詳しくレビューしていきます
ゲルカヤノ33を実際に履いてみた感想

それでは実際に「ゲルカヤノ33」を履いた感想です
感想①:安定性は高いのに「支えられている感」が少ない
ゲルカヤノ33を履いて最初に感じたのは、安定性はしっかりあるのに、安定系シューズ特有の「支えられている感」がほとんどないことです
これまでのゲルカヤノシリーズは、足が内側へ倒れ込む動きをしっかり抑え、「守られている」という安心感がある一方で、人によってはサポート感を強く感じることもありました
しかし、ゲルカヤノ33ではその印象が大きく変わっています
着地から蹴り出しまでの重心移動が非常にスムーズで、「支えられている」というよりも自然に真っすぐ前へ進める感覚でした
実際に走っていても、「安定性がある」と意識する場面はほとんどありません
それでもフォームが乱れにくく、安心して走り続けられるため、サポートが必要なタイミングだけ自然に働いているような印象を受けました
従来のような「ガチガチの安定系シューズ」というイメージは薄れ、ニュートラルシューズに近い自然な履き心地を実現しながら、高い安定性を備えた一足へ進化したと感じます
ゲルカヤノ32から劇的に走りが変わるわけではありませんが、「安定性は欲しい。でも過度なサポート感は苦手」というランナーには、この自然なライドフィールは大きな魅力になるでしょう
感想②:クッション性は確実に向上。長距離でも脚への負担が少ない
ゲルカヤノ33を履いて感じたもう一つの大きな進化が、クッション性の向上です
前作のゲルカヤノ32も十分クッション性の高いシューズでしたが、33では着地した瞬間の衝撃がよりマイルドになり、足当たりが一段とやさしくなったと感じました
特にかかとから着地した際の衝撃吸収は優秀で、ジョグやロング走では脚への負担が少なく、「まだまだ走れそう」と感じられる安心感があります
これは、実際に走っていてもFF BLAST MAXの効果を感じられた部分です。
ただし、柔らかくなったからといって反発性が大きく向上したわけではありません
FF BLAST MAXという名称から、高い反発力を期待する人もいるかもしれませんが、実際のライド感はあくまで安定性を重視した味付けです
NOVABLASTシリーズのように弾む感覚や強い推進力はなく、自然で落ち着いた走りをサポートしてくれます
そのため、「スピードを出して気持ちよく走る」というよりは、長時間でも脚へのダメージを抑えながら快適に走り続けられるシューズという印象です
ロングジョグやLSDなど、脚づくりを目的としたトレーニングでは、このクッション性の向上は大きなメリットだと感じました
感想③:スピードよりも「快適に長く走る」ためのシューズ
実際に走って感じたのは、ゲルカヤノ33はスピードを出すためのシューズではなく、快適に長く走るためのシューズだということです
クッション性は前作より向上していますが、前へグイグイ押し出されるような強い反発感はあまり感じませんでした
着地から蹴り出しまでの動きはスムーズですが、ライド感は全体的に落ち着いています
反発でリズムよくスピードに乗るというより、安定したフォームを保ちながら淡々と走り続けるのに向いている印象です
また、ペースを上げようとすると、シューズの重量感も少し気になりました
決して重すぎるわけではありませんが、軽快に足が回るタイプではありません
テンポ走やインターバルのようにスピードを求める練習では、少し物足りなさを感じると思います
一方で、ジョグやLSD、ロング走ではこの落ち着いた走り心地が大きなメリットになります
脚への負担を抑えながら、安定したフォームで長く走りたいランナーには非常に相性の良い一足です
まさに、ゲルカヤノらしい安心感を備えたシューズだと感じました
サイズ感について
サイズ感は、前作のゲルカヤノ32とほぼ同じという印象です
私も32と同じサイズを選びましたが、特に窮屈さや違和感はなく、普段どおりのサイズで問題なく履けました
一方で、アッパーのフィット感が向上した影響か、前作よりも足全体が少し包み込まれるような感覚があります
そのため、人によっては「32より少しタイトになった」と感じるかもしれません。
ただし、窮屈に感じるほどではなく、走行中に気になることもありませんでした
そのため、ゲルカヤノ32を履いている方であれば、基本的には同じサイズを選べば問題ないでしょう
走行距離500kmでの耐久性レビュー
継続調査し、別途更新します
まとめ|ゲルカヤノ33は自然な走りへ進化した安定系シューズ
ゲルカヤノ33は、シリーズ最大の特徴である高い安定性を維持しながら、より自然で快適な走りを実現した一足でした
実際に履いてみると、従来のような「支えられている感」は控えめになり、重心移動がスムーズで、ニュートラルシューズに近い自然なライド感へ進化しています
また、クッション性も前作より向上しており、ジョグやLSD、ロング走では脚への負担が少なく、長時間でも安心して走り続けられました
一方で、反発性や推進力は控えめです。テンポ走やインターバルなどスピードを求めるシーンよりも、快適性や安定性を重視するランナーに適したシューズだと感じました
特に、以下のような方にはおすすめできます
- 安定感のあるランニングシューズを探している方
- ジョグやLSD、ロング走を快適に走りたい方
- フルマラソン完走やサブ4・サブ3.5を目指して脚づくりをしたい方
- 初心者でも安心して履ける一足を探している方
- ウォーキングにも使えるクッション性の高いシューズが欲しい方
逆に、軽快な反発感やスピード性能を重視する方には、マジックスピードやノヴァブラストなど、他のモデルの方が満足度は高いでしょう
「速く走るためのシューズ」ではなく、「長く快適に走り続けるためのシューズ」
それが、実際に履いて感じたゲルカヤノ33の印象です
安定性・クッション性・快適性を高いレベルでバランスさせた完成度の高いデイリートレーナーとして、多くのランナーにおすすめできる一足だと感じました
くまぞう結論、「ゲルカヤノ33」は満足です
おすすめ度は以下の通り
| ランナーレベル | おすすめ度 |
|---|---|
| 初心者ランナー | |
| サブ5ランナー | |
| サブ4ランナー |
「ゲルカヤノ33」は以下から購入可能です
おまけ
ゲルカヤノ33は確実に進化していますが、その進化は「劇的な変化」というよりも「正常進化」という印象です
そのため、現在ゲルカヤノ32を履いていて大きな不満がない方であれば、無理に買い替える必要はないでしょう
一方で、新しく購入する方や、より自然なライド感やクッション性を求める方には、ゲルカヤノ33をおすすめします
少しでも費用を抑えたい方は、価格が下がっているゲルカヤノ32を選ぶのも十分おすすめです
▼ゲルカヤノ32の詳しい説明は以下の記事をご覧ください▼

FAQ
- ゲルカヤノ33と32の違いは?
-
ゲルカヤノ33の最大の進化点は、新サポート機構「FLUIDSUPPORT SYSTEM」の採用です。
従来よりもサポート感が自然になり、足を強く矯正するのではなく、スムーズな重心移動をサポートする設計へ進化しました。
また、ミッドソール構造も見直され、前作よりクッション性が向上しています。
一方で、劇的に走りが変わるというよりは「正常進化」という印象です。そのため、ゲルカヤノ32に大きな不満がない方であれば、無理に買い替える必要はないでしょう。
- ゲルカヤノ33は初心者にもおすすめ?
-
はい、ランニング初心者にも非常におすすめできる一足です。
クッション性が高く、着地時の衝撃をしっかり吸収してくれるため、脚への負担を軽減しながら安心して走れます。
また、安定性にも優れているため、フォームがまだ安定していない初心者でも走りやすいのが特徴です。
「初めてのランニングシューズ選びで失敗したくない」という方にも、自信を持っておすすめできます。
- ゲルカヤノ33はウォーキングにも使える?
-
もちろん使用できます。
高いクッション性と安定性を備えているため、長時間歩いても足への負担が少なく、普段使いやウォーキングシューズとしても快適です。
実際に履いてみても、歩行時の安定感やクッション性の高さは非常に感じられました。
ただし、軽量性を重視したウォーキング専用シューズではないため、「できるだけ軽いシューズが欲しい」という方は、他のウォーキングモデルも比較するとよいでしょう。
▼フルマラソンでサブ4を狙う詳しい説明は以下の記事をご覧ください▼

▼初心者がまず揃えるべきランニングギアは以下の記事をご覧ください▼

