2026年4月24日(金)~26日(日)に開催された
「Mt.FUJI100(100mi)」に挑戦しました
富士山の麓をぐるりと巡る約165km・累積標高6,000m超の超ロングレース
「走れる100マイル」とも言われる一方で、
細かいアップダウンと長時間行動が容赦なく脚を削る過酷なコースです
昼も夜も、眠気と戦いながら進み続ける45時間の旅
・思うように進まない身体
・削られていく脚
・それでも前に進む理由
そして――
その先に待っている結末とは
100マイルのリアルを、レースの流れとともにお届けします
大会概要|日本最高峰の100マイルレース
Mt.FUJI100は、富士山麓を舞台に開催される
国内最大規模・最高峰クラスのトレイルランニングレースです
基本情報
- 大会名:Mt.FUJI100 100mi
- 開催日:2026年4月24日〜26日
- 距離:約165km
- 累積標高:約+6,400m
- 参加者:2,000人
- 制限時間:約44時間30分
- スタート:富士山こどもの国
- フィニッシュ:富士北麓公園

コースの特徴
Mt.FUJI100の特徴は、
「走れるけど削られる」コース設計です
- 林道・トレイルがバランスよく配置
- 急登は局所的だが破壊力あり
- 細かいアップダウンが多い
- 夜間パートが長い
特に印象的なのは
- 序盤の天子山地
- 終盤の杓子山の急激なアップダウン
- ラスボス霜山が意外とキツイ
終盤にかけて一気に難易度が上がる構成で、
最後まで気を抜けないコースです
走れる区間が多いからこそ、
序盤のオーバーペースには要注意
「余力を残せるかどうか」が完走のカギになります
FUJI100の特徴・攻略ポイント
スタート〜序盤(〜F2麓 52.4km)|走れるからこそ抑えるべき区間

スタート直後から序盤にかけては、比較的走れる区間が多く、
自然とペースが上がりやすいパートです
特に林道や緩やかなトレイルでは、
「100マイルとは思えないくらい気持ちよく走れる」と感じる場面も多くなります
しかし、この序盤には最初の難所となる天子山地が待ち受けています
天子山地は、
- 一気に標高を上げる急登
- 長く続くアップダウン
- 序盤から脚を削られる負荷の高さ
まだ体力に余裕があるタイミングだからこそ、無理に登り切ろうとしてしまいがちですが、
ここで脚を使いすぎると、その後のレース全体に大きく影響します
また、登りだけでなく下りでも、スピードの出し過ぎや着地衝撃のダメージで脚を削られやすいポイントです
そのため序盤は、
- 登りは無理せず歩きを使う
- 下りも抑えてダメージ軽減
- 心拍を上げすぎない
といったコントロールが重要になります
走れる区間が多いからこそ、
“抑えているくらいがちょうどいい”
体力を温存しながら、長時間レースのリズムを作る区間です
中盤(〜F6 山中湖きらら 122.5km)|暑さと蓄積ダメージで脚が削られる区間

F2麓を過ぎると日が昇り、レースは完全に昼間のパートへ
一見すると走れる区間も多く、リズムよく進めそうに感じますが、
実際には“気づかないうちに脚を使わされている”のがこの区間
特に
- 細かいアップダウンの連続
- ロードのつなぎも多く走れてしまう
- 日差しによる体力消耗
がじわじわと脚にダメージを与えてきます
ポイントは“無理に走り続けないこと”
- 歩きを織り交ぜる
- こまめに補給・給水を行う
- 体温管理を意識する
といった対応が重要になります
終盤(〜ゴール)|疲労の中で襲いかかる急登地獄

山中湖以降は、
すでに脚が削られた状態での最終局面
ここから待っているのは、容赦ない急登の連続
特に
- 想定外にキツイと感じた石割山
- 杓子山の強烈な登りと下り
- 杓子山を乗り越えてやりきったと思った後に現れるラスボス霜山
疲労がピークに達した状態で、
- 脚が上がらない
- 一歩一歩が重い
- 思うように進まない
そんな状況に追い込まれます
この区間は完全に“メンタル勝負”
応援を力に一歩一歩ゴールに向かいましょう
関連YouTube動画
実際のコースの雰囲気やキツさは動画でもまとめています
▶ レースのリアルはこちら
まとめ|FUJI100は“走れるが削られる”100マイル
Mt.FUJI100は、
- 序盤は走れるが天子山地で脚を使う
- 中盤は暑さと蓄積ダメージで削られる
- 終盤は急登でトドメを刺される
という構成の100マイルレースです
全体としては「走れる区間が多い」ものの、その分、気づかないうちに脚を使わされるのが最大の特徴
いかに余力を残し、レース全体をマネジメントできるかが完走のカギ
見た目以上にタフで、最後まで気を抜けないレースでした
個人的なレースの振り返り&リアルレビュー
当日の天候・会場の様子
スタート当日、会場の富士山こどもの国には
全国からランナーが続々と集まり、会場は独特の熱気に包まれていました
100マイルという長丁場に挑む独特の緊張感と、
どこか高揚した雰囲気が漂っていました
天候は曇り
スタートの17時には、少し肌寒く感じました
スタート前は不安、緊張、高揚感が入り混じる独特の感覚
「ここから長い戦いが始まる」
そんな空気の中で、レースがスタートしました
レース前半戦|スタート〜F4 ハナマルキ|ザ・ノースフェイス エイド

スタート直後は、周囲の流れに飲み込まれず、余裕のあるペースでレースを進行
林道や走れるトレイルが続き、スピードを上げたいという欲求を抑えながらレースは進みます
しかし、天子山地に入ると状況は一変
- 想像以上にキツい登り
- 終わりの見えないアップダウンの繰り返し
- 熊森山からの下りはドロドロで滑る滑る
「ここで思った以上に脚を使った」
というのが正直な感覚でした
F2麓に到着したときはかなりダメージを受けており、まだ100km以上残っている現実に、一度心が折れかけました
F2~F4は上りはもちろんありますが、比較的走れるパートが多い区間
日も昇り富士山も見え始め、気持ちよくレースを進めることができました
F4には想定時間よりやや遅い時間での到着となりましたが、ほぼ想定どおりのレース展開でした
レース後半戦|F4 ハナマルキ|ザ・ノースフェイス エイド〜ゴール
F4以降は、レースの“本質”が一気に現れてきます
- 脚のダメージの蓄積
- 思うように上がらないペース
- 石割山、杓子山、霜山と強烈なアップダウンの連続
F6山中湖きららまでは、まだ余裕をもってレースを展開できていました
走れるところは走り、歩きを混ぜながら前進していたと思います
F6山中湖きららを出てからが本当にきつかった
二回目の夜となり疲労が限界
そんな状態で現れる急登の連続
最後の霜山の登りで、ついに脚が完全に止まりました
ふくらはぎにきた激痛
そこからはゴールを目指して、ただひたすら歩き続ける展開に
予定の倍以上のペースまで落ちましたが、なんとか制限時間内でゴール
ゴールの瞬間は感無量でした
長かった45時間のすべてが報われたような、
そんな瞬間でした
▼フルマラソンでサブ4を狙う詳しい説明は以下の記事をご覧ください▼

▼初心者がまず揃えるべきランニングギアは以下の記事をご覧ください▼

▼練習メニューについて興味がある方は以下のページをご覧ください▼


コメント