2026年9月、富士山五合目を目指して駆け上がる「富士山クライムラン」に参加してきました
舗装路から登山道へと舞台を変えながら、ひたすら登り続けるこのレース
今回の目標は、来年の富士登山競走・山頂コースへの挑戦につなげるための1時間50分切りです
当日は少し雨が降り、登山道も前日までの雨で濡れたコンディション
スタート直後は周囲のペースにつられて想定以上のハイペースとなり、馬返しを前に歩きを入れる苦しい展開になりました
それでも、馬返しから先は比較的得意なトレイルの登り
走れるところは走り、急な登りは歩きながら、五合目を目指して進みました
最後のロードでは脚が攣りそうになるほど力を出し切り、結果は1時間44分36秒
目標としていた1時間50分切りを達成することができました
この記事では、富士山クライムランのコースや特徴、実際に走って感じた難しさ、当日のレース展開、使用した装備や水分補給について紹介します
これから富士山クライムランへの参加を考えている方や、富士登山競走に向けて挑戦を検討している方は、ぜひ参考にしてください
大会概要|富士山五合目を目指す約12kmの登りのレース
富士山クライムランは、山梨県富士吉田市を舞台に、富士山五合目を目指して駆け上がる山岳レースです
2026年の第3回大会は9月13日(日)に開催
富士北麓公園の富士山GXスタジアムをスタートし、吉田口登山道を経て五合目へ向かう、距離約12km・標高差約1,200mのコースです
2026年大会の主な概要は次のとおりです
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | 第3回富士山クライムラン |
| 開催日 | 2026年9月13日(日) |
| 開催地 | 山梨県富士吉田市 |
| スタート | 富士北麓公園・富士山GXスタジアム |
| フィニッシュ | 吉田口五合目・佐藤小屋下 |
| 距離/標高差 | 約12km/約1,200m |
| コース構成 | 前半約8kmは舗装路、後半約4kmは登山道 |
| スタート方式 | 9時から順次ウェーブスタート |
| 制限時間 | 3時間 |
| 参加資格 | 大会当日18歳以上の健康な方 |
| 参加料 | 15,000円 |
コースの特徴は、前半のロードと後半の登山道で走り方が大きく変わること
馬返しまでの前半約8kmは舗装路ですが、登りが続くため、平地のロードレースと同じ感覚では走れません
馬返しから先の約4kmは登山道となり、走力に加えて、急な登りを歩いて進む力や不整地への対応も求められます
そして、この大会の大きな特徴が、1時間50分以内の完走で、翌年の富士登山競走・山頂コースへのエントリー権を獲得できることです
2026年大会では、ネットタイムで1時間50分以内に完走すると、2027年7月開催の「第80回富士登山競走・山頂コース」へのエントリー権を獲得できます
私も今回は、この条件をクリアすることを目標に参加しました
結果は1時間44分36秒で、目標の1時間50分切りを達成することができました
なお、フィニッシュ後は、その場からバスに乗れるわけではありません
吉田口五合目のフィニッシュ地点から、富士スバルライン五合目のシャトルバス乗り場までは約2.4kmの徒歩移動があるため、ゴール後の移動も含めて考えておくとよいと思います
※大会概要やエントリー権の条件は2026年大会のものです。参加する際は、最新の大会要項をご確認ください
大会公式サイト:https://mtfujiclimbrun.com/
富士山クライムランのコース・攻略ポイント

富士山クライムランは、前半約8kmの舗装路と、後半約4kmの登山道で構成されています
距離だけを見ると前半のロードが大部分を占めますが、後半には急な登山道が待っています
ロードで脚を使い切らず、馬返し以降も登り続けられる余力を残すことが、今回走って感じた大きなポイントです
前半|スタートから馬返しまでのロード区間
富士北麓公園をスタートすると、馬返しを目指して舗装路を登っていきます
前半はロードだから走りやすいと思いがちですが、登りが続くため、普段の平地でのペースを目安にすると想像以上に脚を使ってしまいます
特に気をつけたいのが、スタート直後のペース配分です
周囲のランナーが走っていると、ついその流れについていきたくなります
私も今回は周囲につられて想定以上のハイペースとなり、馬返しに着く前から苦しくなって、歩きを入れることになりました
タイムを狙う場合も、序盤から無理にペースを上げるより、呼吸や脚の負担を確認しながら、自分に合った強度で登り続けることが大切だと感じました
馬返しはゴールではなく、ここから本格的な登山道が始まる地点
ロード区間で頑張りすぎず、後半に力を残しておきたいところです
後半|馬返しから五合目までの登山道
馬返しを通過すると、コースは舗装路から登山道へと変わります
ここからはロードと同じように走り続けるのではなく、傾斜や足場に合わせて、走りと歩きを切り替えながら進む区間です
走れるところでは走り、急な登りでは歩くというように、無理なく前へ進み続けることを意識しました
急な場所で無理に走ろうとせず、歩きも使いながら登り続けることが、この区間のポイントだと思います
また、当日は雨が降り、登山道も前日までの雨で濡れていました
タイムを意識していても、足場を確認しながら進む必要があります
今回は雨と登山道のコンディションを考えて、トレイルランニングシューズを使用しました
前半には長いロード区間もあるため、シューズは舗装路の走りやすさと、登山道への対応の両方を考えて選びたいところです
くまぞうロード用のランニングシューズで挑まれている方もいましたが、濡れた登山道では足元に苦労している方が多い印象でした。
ゴール手前|最後のロードまで脚を残しておきたい
登山道を登り切っても、最後まで気を抜くことはできません
ゴール手前には再びロードを走る場面があり、登山道で力を使ったあとに、もう一度走る脚が必要になります
私はここまでにかなり力を出し切っていたため、最後のロードでは脚が攣りそうになりました
ゴールが近づいてペースを上げたい気持ちはあっても、脚が思うようについてこない苦しさがありました
序盤のロード、馬返し以降の登山道、そして最後のロード
それぞれで走り方が変わることを頭に入れ、最後まで動き続けられるペース配分を考えておくことが大切だと感じました
関連YouTube動画
富士山クライムランのコースや当日のレースの様子は、YouTube動画でも紹介しています
馬返しまで続くロードの登りや、その先の登山道など、文章や写真だけでは伝わりにくいコースの雰囲気を、走る目線で確認できます
今回は雨の中でのレースとなり、登山道も濡れたコンディション
これから参加を考えている方は、路面の様子や、走りと歩きを切り替えながら登る場面も参考にしてみてください
▶ 富士山クライムラン|1時間50分切りを目指したレースの様子はこちら
富士山クライムランを実際に走ってみた
今回、富士山クライムランに参加した目的は、翌年の富士登山競走・山頂コースへのエントリー権を獲得することです
目標は1時間50分以内での完走
スタート前は決して簡単に達成できるとは思っておらず、今の実力を出し切って、ようやく届くかどうかという感覚でした
結果は1時間44分36秒
目標を達成できましたが、序盤から最後まで余裕のあるレースだったわけではありません
序盤から苦戦、それでも馬返しで約4分の貯金

スタートすると、周囲のランナーの流れにつられて、想定以上のハイペースに
登りが続くロードで徐々に苦しくなり、馬返しに到着する前から歩きを入れる展開となりました
出し切らなければ届かないと思っていた目標だけに、序盤から苦しくなる展開は楽ではありませんでした
それでも、馬返しの通過タイムは45分53秒
予定していたペースに対して、約4分の貯金がありました
苦しい走りにはなっていたものの、タイムには余裕がある
ここでだいぶ気持ちが落ち着き、1時間50分切りも見えてきました
前半で脚を使ってしまった感覚はありましたが、ここからは比較的得意なトレイルの登り
気持ちを切り替えて、五合目を目指しました
得意な登山道で、自分のリズムを取り戻す

馬返しから登山道に入ると、前半のロードよりも調子よく進むことができました
走れるところは走り、急な登りでは歩く
傾斜や足場に合わせて動きを切り替えながら、登っていきます
周囲のランナーと比べても自分の方がペースは速く、このまま進めれば1時間50分を切れそうだという手応えがありました
馬返しで確認できた約4分の貯金に加えて、登山道でも順調に進めている
目標に向けて、気持ちを保ちながら登ることができました
最後のロードでは脚が攣りそうに

登山道では調子よく進めたものの、ゴールが近づく頃にはかなり力を使っていました
最後のロードでは脚が攣りそうになり、ここまでの登りで出し切ったことを実感
最後まで楽に走らせてはもらえませんでした
それでも、結果は1時間44分36秒
目標の1時間50分を5分24秒上回り、富士登山競走・山頂コースへのエントリー権を獲得することができました
今回の参加目的を果たせたことに、まずはほっとしました
心残りは、ガスで見えなかった富士山
目標を達成できた一方で、残念だったのは景色です
せっかく富士山を走るのだから、もっと景色を楽しみたい、富士山を見たいという気持ちもありました
しかし、当日はガスに覆われ、期待していた富士山の姿を見ることはできませんでした
雨の中で登り続け、タイムの目標は達成できたものの、景色については心残りのあるレースとなりました
来年の富士登山競走・山頂コースへの挑戦では、天候に恵まれ、富士山や周囲の景色も楽しめたらと思います
富士山クライムランで使用した装備・補給
今回の富士山クライムランでは、普段からランニングやトレイルランニングで使用している装備を中心に準備しました
前半はロード、後半は登山道というコース構成に加えて、雨や濡れた路面への対応も考えて装備を選んでいます
使用した装備
| 装備 | 使用アイテム |
|---|---|
| シューズ | ASICS FUJI LITE 5 |
| ソックス | Tabio レーシングラン五本指ソックス クルー丈 |
| タイツ | 2XU MCSハーフタイツ |
| パンツ | ミズノ マルチポケットパンツ |
| インナー | ファイントラック ドライレイヤーベーシック |
| GPSウォッチ | COROS PACE 3 |
シューズはASICS FUJI LITE 5を使用しました
前半約8kmは舗装路ですが、後半は登山道
今回は雨に加えて、前日までの雨で登山道が濡れていることも考え、トレイルランニングシューズを選びました
ロード区間の長さからシューズ選びには迷うところですが、今回は後半の濡れた登山道への対応を重視した選択です
補給・水分|水分は携行せず、エイドを利用
補給食として持参したのは、普段から使用しているMag-onのエナジージェル2個です
1個目は馬返しに到着する前、歩きを入れていたタイミングで摂取、
2個目は馬返し以降の登山道の途中で摂取しました
水分はボトルやフラスクでは携行せず、コース上のエイドで給水しました
今回は雨の中、1時間44分36秒で完走した際の補給・給水方法です
必要な水分量は気温や発汗量、走行時間によって変わるため、参加する際は当日の条件や自分の給水ペースに合わせて、携行するかどうかを判断するとよいと思います
まとめ|富士登山競走・山頂コースへの挑戦につながったレース
富士山クライムランは、前半のロードと後半の登山道をつなぎ、富士山五合目を目指す登りのレースです
距離は約12kmですが、標高差は約1,200m
ロードを走る力だけでなく、急な登山道を歩きも交えながら登り続ける力や、最後まで脚を残すペース配分が求められると感じました
今回は序盤のロードで周囲につられてペースを上げすぎ、馬返しを前に歩きを入れる苦しい展開に
それでも、馬返しを45分53秒で通過し、予定に対して約4分の貯金を確認できたことで、落ち着きを取り戻せました
後半は得意なトレイルの登りで自分のリズムを取り戻し、結果は1時間44分36秒
目標の1時間50分切りを達成し、翌年の富士登山競走・山頂コースへのエントリー権を獲得することができました
雨とガスで期待していた景色を楽しめなかったことは残念でしたが、今回の参加目的を果たせたことに、まずはほっとしています
これから参加する方は、前半のロードで無理をしすぎないことに加え、登山道の路面や天候を考えたシューズ選びも意識しておくとよいと思います
次は、富士登山競走の山頂コースへ
今回の経験を生かして準備を重ね、来年は天候に恵まれた富士山で、景色も楽しみながら山頂を目指したいと思います
当日のコースやレースの様子は、YouTube動画でも紹介しています
これから富士山クライムランへの参加を考えている方は、ぜひ映像も参考にしてください
▶ 富士山クライムラン|1時間50分切りを目指したレースの様子はこちら
▼初心者がまず揃えるべきランニングギアは以下の記事をご覧ください▼

▼練習メニューについて興味がある方は以下のページをご覧ください▼


コメント